麻生総理大臣

日韓首脳会談(概要)

平成21年1月12日

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(写真提供:内閣広報室)


 1月12日、午前9時から約1時間、韓国を訪問中の麻生総理は、李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領との間で日韓首脳会談を行ったところ、その概要は以下のとおり。

1.シャトル首脳外交の定着

 両首脳は、今回の総理訪韓で「シャトル首脳外交」が定着したことを確認するとともに、李大統領が本年の適当な時期に訪日することで合意した。

2.国際社会での日韓協力の具体化

(1)日韓新時代共同研究プロジェクト

 両首脳は、「国際社会に共に貢献する日韓関係」をテーマに、両国専門家が幅広い分野で研究を行う「日韓新時代共同研究プロジェクト」を近く発足させることで合意した。

(2)開発分野での協力

 両首脳は、開発分野での協力を一層強化していくことで一致した。また、12月に福岡で開催された日韓首脳会談における議論を踏まえ、アフガニスタンにおいて日韓両国が協力して支援を行う可能性を検討するため、担当部署間で協議していくこととなった。

(3)北朝鮮問題

 両首脳は、六者会合を通じて北朝鮮に核を放棄させるとの日韓両国の基本方針を確認し、米国新政権とも緊密に連携していくことで一致した。

 麻生総理より、日朝関係についての我が国の立場を説明するとともに、「拉致問題は重大な人権侵害であり、早急に解決されなければならない。」と述べたのに対し、李明博大統領より、「韓国にも多くの拉致被害者がいる。北朝鮮は、この問題の解決に協力すべきであり、日本と同じ考え方を持っている。」との発言があった。

(4)国際経済

 両首脳は、金融・世界経済に関する第2回首脳会合に向け、引き続き日韓両国間で緊密に連携していくことを確認した。また、両首脳は、保護主義を防ぐ必要があること等でも認識を共にした。

3.日韓関係の一層の深化

(1)若者交流の強化

 両首脳は、ワーキング・ホリデー査証発給枠の拡大や「日韓大学生交流事業」が実際に始動したことを歓迎し、引き続き若者交流を促進することを確認した。

(2)様々な分野における日韓協力関係の一層の緊密化

 両首脳は、日韓EPA交渉再開に向けた検討を促進することで一致した。また、今年夏、両国の中小企業関係者が参加する「日韓中小企業CEOフォーラム」を開催することで合意した。また、麻生総理より4月にソウルで「日韓部品素材調達・供給展示会(通称「逆見本市」)」を開催する旨述べたのに対し、李大統領より歓迎の意が表明された。

 両首脳は、韓国の多目的観測衛星を日本のH-IIAロケットで打ち上げることが決まるなど宇宙分野での協力が進んでいることを歓迎するとともに、日韓原子力協定の交渉開始で一致した。

 麻生総理より、近く「きれいで豊かな海」のための実務者協議が開催されることを歓迎するとともに、漂着ゴミ削減のための協力が具体化することを期待したい旨述べた。また、この関連で、麻生総理より、日韓漁業協定に定める暫定水域での資源管理などにつき、協力して取り組むことの重要性についても指摘した。

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