本1日午前9時20分から15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,来日中のジェレミー・ハント英国保健大臣(Rt Hon Jeremy Hunt MP, Secretary of State for Health of the UK)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理から,ハント保健大臣の来日を歓迎し,一昨年に被災地である仙台を訪問したこと,及び,アルジェリア・テロ事件の際の英国からの多大な協力に謝意を表した上で,民主主義や法の支配等の価値を共有し,長い伝統を有する日英両国の関係を更に深めていきたい旨述べました。
- これに対し,ハント保健大臣からは,キャメロン首相からのメッセージとして,アルジェリア・テロ事件や様々な分野における日英間の緊密な協力に感謝する,日英は,自由,民主主義,法の支配等の共有する価値に基づく同盟国であり,今後とも協力を深めていきたい旨伝えました。また,ハント大臣の今回の訪日目的として,認知症研究に関する日英間の協力を更に深めたい旨述べました。
- 安倍総理からは,キャメロン首相へのメッセージとして,本年6月のG8ロック・アーン・サミットの成功に向け英国を最大限サポートしたい,開発・アフリカに関してG8と第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)との間で連携していきたい,また,日本にとって英国は,EUにおける重要なパートナーであり,英国が引き続きEUの中で主導力を発揮することを期待していること等をお伝え頂きたい旨述べました。