安倍総理大臣

日米韓首脳会談(概要)

平成18年11月

 11月18日午後1時から約30分間、APEC首脳会議に参加するためベトナム(ハノイ)滞在中の安倍総理は、ブッシュ米国大統領及び盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領と日米韓首脳会談を行い、北朝鮮問題を始めとする北東アジアの地域情勢について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。

1.総論(意義)

 喫緊の課題である北朝鮮の核開発問題を始めとする北東アジア情勢につき、率直に議論。日米韓の首脳が一堂に会し、地域の安全と繁栄のために一致して取り組んでいくことを改めて確認した意義は非常に大きく、北朝鮮に対しても、非常に強いメッセージとなった。

2.各論

(1)米国のアジア地域へのコミットメント

(イ)ブッシュ大統領より、米国の国益のためにも東アジア地域へ関与は極めて重要である、米国は地域の安全と繁栄にコミットしている旨発言。これを受けて、盧武鉉大統領及び安倍総理より、日米韓の三カ国が北東アジアの安定と繁栄のために緊密に協力していくことの重要性につき認識を共有している旨発言。

(ロ)安倍総理より、自由、民主主義、基本的人権という普遍的価値を共有する日米韓三カ国が六者会合への対応のみならず、地域の平和と安定のために協力していることは重要である、地域にはAPEC、ASEAN、東アジア・サミット等の枠組みもあるが、これらの枠組みが重層的に存在し、対話を積み重ねていくことが、地域の平和と繁栄のために重要と考える旨発言。

(2)北朝鮮の核問題・拉致問題

(イ)北朝鮮の核開発問題への対応についても、日米韓の三カ国が引き続き連携して取り組んでいくことの重要性が確認された。

(ロ)盧武鉉大統領より、対話のための努力と圧力を適切に組み合わせて対応する必要がある、日米韓の三カ国が協調しつつ中国とも調整していく必要がある旨発言。

(ハ)安倍総理より、六者会合では早期に具体的成果を得る必要がある、そのためにも引き続き圧力をかけていく必要と発言。また、我が国にとっての拉致問題の重要性を改めて指摘。

(3)中国

(イ)ブッシュ大統領より、中国との貿易に関しては国内にも種々の意見があるが、自分(ブッシュ大統領)は中国との貿易も重要と考えている旨発言し、盧武鉉大統領より、北朝鮮も中国の改革開放政策を注目しているであろう旨発言。

(ロ)安倍総理より、中国の経済発展は日米韓の三カ国にとってもチャンスである、中国が国際社会でその大きさにふさわしい役割を果たすよう、日米韓の三カ国で協力していく必要がある旨発言。

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