安倍総理大臣

安倍総理とブッシュ大統領との間の日米首脳会談(概要)

平成18年11月18日

 安倍総理とブッシュ大統領の初顔合わせとなった日米首脳会談は、18日午前11時20分より約1時間30分行われた。(当初の予定は、11時40分から1時間15分。)ブッシュ大統領がAPEC首脳会合中に昼食を共にするのは、安倍総理とハワード豪首相のみであり、緊密かつ良好な日米関係を示すものとなった(同席者は、日本側は、麻生外務大臣、鈴木官房副長官、加藤駐米大使他、米側は、ライス国務長官、ハドレー国家安全保障問題担当大統領補佐官他。)。

  1. 冒頭約30分間、安倍総理はブッシュ大統領と1対1の会談を行った。安倍総理より、安倍政権の基本的な方針につき説明を行った他、普遍的な価値観に基づく日米同盟を更に強化していくことで一致し、「世界とアジアのための日米同盟」との方針の下、日米両首脳が国際社会の諸課題に立ち向かっていくことが確認された。
  2. 引き続きワーキング・ランチ(約1時間)が行われた。冒頭、ブッシュ大統領から、安倍総理の強い指導力の下で、素晴らしいスタートを切られたことをお祝い申し上げるとの発言があった。これに対し安倍総理より、貴大統領が信念に基づき行動されていることに敬意を表する、自分(安倍総理)も、信念に基づき指導力を発揮していきたい旨述べた。
  3. 二国間関係では、両首脳は日米同盟を更に強化していくことを確認した。ブッシュ大統領は、日米安保に基づく抑止力に対する米国のコミットメントを再確認した。また、両首脳は、ミサイル防衛に関する日米協力を更に強化・加速化し、日米両国の外務・防衛閣僚にこれについて検討させることで一致した。両首脳は、在日米軍再編の着実な実施を確認した。
  4. 日米経済に関しては、両首脳は、互恵的な日米経済関係の更なる発展が重要であることで一致し、地域的・グローバルな課題についても、日米が協力して取り組むべく、日米次官級対話で具体的に検討することとなった。また、ブッシュ大統領より、APECの重要性を強調しつつ、FTAAPを推進していきたい旨述べ、安倍総理より、安保のみならず、経済分野での米国のアジアにおけるプレゼンスは重要であり、日本もAPECを重視している、FTAAPについては、重層的な取組の一つとして検討することは有意義と応じた。
  5. アジア情勢については、安倍総理より、10月の中国及び韓国訪問について紹介し、ブッシュ大統領より、日中・日韓関係の進展に対する歓迎の意が表された。また、豪、印との連携、ASEANとの関係強化、アフガニスタン復興の重要性につき意見が一致した。
  6. 北朝鮮については、十分な時間をかけて議論が行われた。両首脳は、北朝鮮の核保有は断じて容認されず、再開後の六者会合で、五者が協力して、北朝鮮の非核化に向けて具体的に動き出すことが重要であることで一致した。また、国連安保理決議第1718号の履行を各国に求めていくこと、及び、中国の役割が引き続き重要であることが確認された。ブッシュ大統領からは、拉致問題に関する我が国の立場に対し改めて明確な支持があった。
  7. 国連安保理改革に関し、安倍総理より、具体的な成果を得たい、そのためにも米国の協力を得たい旨述べたのに対し、ブッシュ大統領より、日本の常任理事国入りを支持しており、そのための方策について両政府間で議論していきたい旨述べた。
  8. この他、安倍総理よりテロ特措法の延長及び我が国のイラク復興支援の取組を紹介した。また、イランの核問題を含む諸課題に関し、両首脳は日米が緊密に連携して対処することを確認した。また、WTOドーハ・ラウンド交渉を進める重要性についても一致した。
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