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藤村官房長官とハイレマリアム・エチオピア副首相兼外務大臣との会談

平成23年12月2日

 本2日(金曜日)午後3時より約30分間,藤村修内閣官房長官は,外務省賓客として来日中のハイレマリアム・デサレン・エチオピア副首相兼外務大臣(H.E. Mr. HAILEMARIAM Desalegn, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Federal Democratic Republic of Ethiopia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 藤村官房長官より,ハイレマリアム副首相兼外務大臣の来日を歓迎するとともに,東日本大震災に際するエチオピア政府・国民からの支援に対する謝意を表し,今回の来日を機に二国間関係の強化に向け協力していきたい旨述べました。また,藤村官房長官は,我が国は今後ともエチオピアの開発計画に沿った支援を実施していく方針であり,特に「カイゼン」等を通じた産業開発支援を推進していく旨述べました。

  2. これに対し,ハイレマリアム副首相兼外務大臣は,長い友好の歴史を有する両国関係を更に深めていきたい旨述べた上で,技術移転を含む日本の協力はエチオピアの経済成長に大きく貢献しており,特に,「カイゼン」の手法は,エチオピアの産業開発を進める上で重要である旨述べました。また,ハイレマリアム副首相兼外務大臣は,インフラ開発分野で日本の更なる支援を期待する旨述べました。さらに藤村官房長官とハイレマリアム副首相兼外務大臣は,二国間の貿易投資促進に向け引き続き協力していくことを確認しました。

  3. この他,会談において「アフリカの角」地域情勢等についても意見交換が行われました。

(参考)我が国の対エチオピア産業開発支援
我が国は,「産業政策対話」と民間企業育成支援としての「品質・生産性向上計画調査」(通称「カイゼン(改善)・プロジェクト」(JICAによる技術協力))の二本柱による協力を推進中。「カイゼン」とは,品質・生産性向上のために現場の従業員も参加し全社的に改善を継続していく,日本企業で発展したボトムアップの取組。

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