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田中外務大臣とガマ・ポルトガル外務大臣との共同記者会見における
田中外務大臣冒頭発言

平成14年1月7日

 私は個人的に13年ぶりにポルトガル訪問ができ大変感動している。特に4日ぶりでこのさんさんたる太陽をリスボンで浴びて、ますますポルトガルが好きになった。
 外務大臣としては450年ぶりにこうしてポルトガルと日本の代表が話をするわけであるから、先ほど大変長い時間細かい問題について話ができたが、歴史の流れの中で見ると、これからまた再スタートするきっかけに今日がなればいいと考える。
 私が今回ガマ外務大臣と話している中で、いま大臣が言及されたような問題(注)、例えば東チモールの問題ももちろんあり、カシミールの問題もあり、パレスチナの問題、アフガンの問題も出てきている。そうした個別の問題を、いってみればカメラのズームを引くといった形で眺めてみると、インターネットが発達して、世界がグローバリゼーションにより小さくなってきて、共に互いにサポートしなければ生きられない時代になってきているにもかかわらず、起こってきている事件が、非常に人間の根源的な、いってみれば原始的なというか、言葉を変えれば、感情的な対立等、そうしたことが原因になっている事柄がたくさん起こってきている。我々が世界中の人々のために、平和と安全をもたらすためにどうするかと言えば、やはり我々の能力、善意、そして人道的な観点等を基にしながら、政治的レベルのみならず、民間のNGO等、皆の意見を伺いながら共に平和に向けて努力しなければならないと実感した。
 今言及したことを1つの具体例で説明すると、私は数年前に科学技術庁の長官を努めていた。そのときに宇宙の平和利用という目的のために、ロケットを打ち上げる種子島という島に視察に行った。その島は、日本では今現在ロケット発射の島ということで有名だが、我々日本人が必ず学校で習うことは、そこにポルトガルから鉄砲が伝来したということである。私はロケットの打ち上げを見に、上を見上げて空を見て、そのあとポルトガルの方達が鉄砲を、火縄銃だと思うが、持ってきたという海を断崖から見下ろした。私は、ここにはるばるこのポルトガルから日本にきた、最初に日本の地を踏んだポルトガルの方々がきたという思いを込めて空を見上げ、海を見下ろした。また今日もあの時の思いを深くして、ガマ外務大臣と、そして、我々政治家のみならず、民間での交流がますます活発となることを祈念する。

(注)田中大臣の発言に先立つガマ外相の冒頭発言を受けたもの。


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