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過去の記録

ASEM外相会合の際の日韓外相会談
(概要)


ASEM外相会合の際の日韓外相会談の様子

平成13年5月26日

 ASEM第3回外相会合出席のため北京を訪問した田中外務大臣は、26日、午前10時10分から11時20分(現地時間)まで、韓昇洙(ハン・スンス)韓国外交通商部長官との間で日韓外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。今回の会談では、両国の懸念事項及び北朝鮮を巡る情勢等、幅広い分野について、率直かつ打ち解けた雰囲気の中、突っ込んだ意見交換が行われた。

1.日韓関係全般

 両大臣は、以下の点で意見の一致を見た。

(1)98年の金大中大統領の訪日以降、日韓共同宣言に基づき日韓関係が着実に進展していることへの評価。

(2)今後とも日韓友好協力関係の発展のため努力していくこと。

(3)明年のワールドカップ・サッカー共同開催及び「日韓国民交流年」の諸  行事を積極的に実施していくこと。

2.教科書問題

(1)日本側より次のとおり述べた。
 教科書問題について心を痛めている。韓国側の厳しい雰囲気については十分承知している。日本政府の歴史認識は村山総理談話に示されたとおりであり、韓国側からの35項目の修正要求を真摯に受け止め、文部科学省において、まじめに誠実かつ慎重に精査している。特定の教科書と政府の歴史認識が完全に一致すると解されるべきではない。また、相互訪問等の人的交流を促進し、歴史研究者や若者の交流を進めるなどの措置を実施したい。

(2)これに対し、韓国側よりは以下の発言があった。
 韓国国内の雰囲気は厳しい。日本側が修正を行う等、目に見える措置をとるよう格別な努力をして頂きたい。本件については、総理大臣及び文部科学大臣にも伝えて頂きたい。特に、改革に努める小泉総理が、近隣諸国との関係を未来志向で良くするため、政治的なリーダーシップを取られることを期待している。若者の相互訪問など人的交流は重要である。

3.地方参政権問題

(1)日本側より、現在、国会で真剣な議論が行われている旨説明した。

(2)これに対し、韓国側より、時間がかかることは承知するが、法案の早期成立を要請したい旨の発言があった。

4.靖国神社問題

(1)韓国側より、近隣諸国の感情に配慮し、慎重な対応をお願いしたい旨の発言があった。

(2)これに対し日本側より、自分(大臣)は国務大臣として参拝するつもりはない、総理の発言は、先の大戦を美化するものでも、それを正当化するものでもない、戦没者への敬意と感謝を捧げる気持ちであると理解している旨述べた。

5.ワールドカップ・サッカー及び日韓国民交流年

(1)韓国側より、ワールドカップ・サッカー共同開催及び日韓国民交流年を来年に控え、査証免除及び金浦(キムポ)-羽田間のシャトル便開設について要請があった。

(2)これに対し日本側より、査証免除については、両国民の交流活発化に向け韓国とともに積極的に努力していく旨、また、シャトル便については、日本国内の空港事情を説明し御要請は扇国土交通大臣に伝えたい旨述べた。

6.経済問題

 貿易及び投資拡大のため、事務方に検討させることとなった。

7.北朝鮮問題

(1)本件については、日韓、韓米、日米間の連携に加え、日米韓三国の緊密な連携を引き続き維持していくことが重要であることにつき、意見の一致を見た。

(2)日本側よりは、金大中大統領の包容政策を支持する(韓国側は、謝意を表明)、北朝鮮との関係を進めるためには政治的イニシアティヴが重要である、日朝間には、拉致問題及びミサイル問題等の難しい問題はあるが、ねばり強く取り組んでいきたい旨発言した。



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