岡田外務大臣

日加外相会談の概要

平成22年3月30日

  • (写真1)
  • (写真2)

 29日午後4時15分より約40分間、G8外相会合出席のためにカナダ・オタワを訪問中の岡田大臣はキャノン加外相との間で日加外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.日加関係

(1)日加関係総論

 キャノン外相より、オタワへの来訪を歓迎する、数時間後に始まるG8外相会合での議論を楽しみにしている、日加両国は、国際社会の幅広い課題について共通の見解を有しており、平和安全保障及び貿易・経済分野における関係強化の余地があると思う旨述べた。これに対し、岡田大臣より、日加関係は、昨年までの日加修好80周年及び両陛下の御訪加を経て一層深まっている旨述べた。

(2)日加平和安全保障協力

 キャノン外相より、アジア太平洋地域のパートナーとして、日加間の平和安全保障協力を拡大したい、G8ムスコカ・サミットの機会に日加両国首脳が同協力を確認できればよいと思う旨述べた。これに対し、岡田大臣より、日加間で安全保障協力を進めることは有意義であり、協力の具体的内容をよく検討していきたい旨述べた。


2.G8外相会合

(1)核軍縮・不拡散

 岡田大臣より、核セキュリティ・サミット及びNPT運用検討会議を控えた本年、G8として一歩踏み込んだメッセージを発出することが重要と述べた。

(2)アフガニスタン・パキスタン

 キャノン外相より、カナダが推進するドバイ・プロセスへの日本の支援要請があったのに対し、岡田大臣より、アフガニスタン・パキスタンの国境管理に着目することは重要なことであり、日本として何ができるのか検討していきたい旨応答した。

(3)スーダン

 キャノン外相より、スーダンの包括的和平合意の脆弱性に懸念を有する、国連安定化ミッションは、本年4月30日にマンデート期限を迎えてしまうが、カナダとしても本年4月に行われる総選挙及び明年1月に行われる南部スーダンの帰属を問う住民投票が正しく行われるよう力を尽くしていきたい旨述べたのに対し、岡田大臣より、総選挙及び住民投票の双方を成功させることが重要である旨述べた。

(4)北朝鮮

 岡田大臣より、G8外相会合では、拉致を含む人権問題に言及したい旨述べたところ、キャノン外相より、北朝鮮問題についてカナダは、日本の立場を完全に支持する旨述べた。

(5)イラン

 岡田大臣より、オタワ訪問前に立ち寄ったワシントンにおいても、米国がイランの核問題を懸念していることを感じた旨述べたところ、キャノン外相より、G8外相会合では、各国コンセンサスのもとでG8外相声明を発出したい旨述べた。

(6)ハイチ

 キャノン外相より、31日にNYで行われるハイチ支援国会合で公表されるハイチ復興支援ニーズ調査の結果を踏まえ、具体的な支援を進めていきたい旨述べたのに対し、岡田大臣より、先般ハイチを訪問し、同国を地震前の状態に戻すことのみならず、教育、法の支配等の国家が与えるべき基本的機能を含めた支援を行うことが必要であると感じた旨述べ、先方も同意した。

このページのトップへ戻る
前のページへ戻る |  目次へ戻る