岡田外務大臣

岡田外務大臣の訪中(概要)

平成21年10月10日

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    戴秉国・国務委員との会談
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    楊 潔チ・外交部長との会談

 岡田外務大臣は、10月9日から10日まで、日中韓首脳会議への同席及び中国要人との会談のために北京を訪問し、9日に戴秉国・国務委員、楊 潔チ・外交部長、10日に解振華・国家発展改革委員会副主任、王家瑞・党中連部長との間でそれぞれ会談を行った(以下、会談順。)。

1.日中外相会談(9日15時30分~16時20分、於:外交部)

(1)アジアにおける協力

 岡田大臣から、東アジア共同体構想について、将来のビジョンとして推し進めていきたい、その中で日中が協力していく必要がある旨述べた。楊部長からは、東アジアにおいて日中が協力することが非常に重要である、日本と共に、金融問題、経済貿易問題、メコン開発等の問題について協力していきたい旨述べた。岡田大臣から、日メコン外相会議を開催したことを紹介しつつ、メコン諸国の開発問題には日中で協力できる余地が多くあり、日中メコン政策対話のチャネルをより活用したい旨述べ、双方は、積極的に実務協力を拡大することで一致。

(2)北朝鮮問題

 温家宝総理の訪朝に同行した楊部長から、北朝鮮とは、協議を通じて朝鮮半島の非核化を推進することについて一致した、金正日国防委員長から朝鮮半島の非核化の目標のために努力する、米朝協議の状況を見つつ、六者会合を含む多国間の協議を行うことを望むとの発言があったことを紹介。岡田大臣から、六者会合復帰後も、北朝鮮の非核化の方向がはっきりすることが重要である、そのためにも日中が協力していくことが必要であり、努力していきたい旨発言した。さらに、岡田大臣からは、拉致、核、ミサイルの問題を解決する必要があり、その上で国交正常化を行うとの日本の基本的な立場を説明し、中国側の協力を求めた。

(3)食の安全

 岡田大臣より、中国がギョウザ問題について真相究明を行うことを求めるとともに、明日(10日)の日中首脳会談で鳩山総理より食の安全にかかる新たな枠組みを提案する旨述べた。楊部長からは、国境を越えた刑事事件として、極めて多くの人的、物的投入を行い努力している旨述べ、枠組みの提案については賛意が示された。

2.戴秉国・国務委員との会談(9日16時55分~17時55分、於:中南海)

 北朝鮮問題及び日中関係について大局的な観点から意見交換を行った。
 北朝鮮問題については、主として岡田大臣から、楊部長に述べた内容と同趣旨の内容を述べた。日中関係については、岡田大臣から、外務大臣として、特に国民感情を改善したく、そのため、ハイレベル同士の信頼関係の醸成、両国が信頼関係で結びついていることを国民に示すこと、国民同士も青少年交流をはじめ直接触れ合う機会をつくるべきである旨述べた。

 戴国務委員からも、国民感情の改善は非常に大事であり、青少年交流は長期的に重要である旨述べ、双方は、日中関係は、新たな良いスタートをきれたことを確認した。

3.解振華・国家発展改革委員会副主任との会談(10日14時45分~15時45分、於:国家発展改革委員会)

(1)岡田大臣から、鳩山総理から新たな中期目標を表明したが、新政権としてこの目標の実現を目指していく旨説明するとともに、この中期目標は、世界のすべての主要排出国による、公平かつ実効性のある国際枠組みの構築と、それらすべての主要排出国の参加による意欲的な目標の合意が「前提」となっている旨述べた。その上で、世界第一の排出国となった中国の責任ある行動を求めるとともに、日中で協力して、COP15の成功のために協力していきたい旨述べた。

(2)解・副主任からも、鳩山総理が発表された日本の新しい中期目標は日本の大きな転換であり、高く評価している旨述べた。また、中国の従来の立場を述べつつ、COP15は失敗できない、その成功に向けて、中国は建設的な役割を果たし、日本とも協力していくとの話があった。

4.王家瑞・党中連部長との会談(10日16時00分~16時45分、於:中連部)

(1)岡田大臣と王家瑞中連部長は、これまでの中連部と民主党、岡田大臣との往来について振り返りつつ、今後の日中関係の進展に向け協力していくことを確認した。王部長からは、与党となった民主党との間でも政党間交流を進めていきたいとの発言があった。

(2)北朝鮮問題について意見交換し、六者会合の早期再開に向けて日中間でも協力していくことを確認した。

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