中曽根外務大臣

中曽根外務大臣のカシット・タイ外相との会談(結果概要)

平成21年1月10日

 10日16時25分から17時10分まで、バンコクでの日タイ外相会談において、1)日タイ二国間関係、2)日ASEAN関係、3)日メコン関係、4)その他地域・国際社会における課題における両国の協力について意見交換を行った。

1.日タイ二国間関係

(1)双方は、日タイ経済連携協定の円滑な運用を確保し、両国の経済関係を含む両国関係の一層の強化に繋げていくことが重要であることで一致した。また、カシット外相より、本日の中曽根大臣の訪問は新政権発足後、初の外相レベルでの訪問である、更に、アピシット政権発足の際、麻生総理からアピシット首相及び中曽根大臣より自分(カシット外相)に祝辞を頂いたことに感謝の表明があった。

(2)中曽根大臣より、昨年のバンコク国際空港の閉鎖によって、日本人を含む外国からの観光客の足が遠のいている、そのため、タイ政府が信頼回復に努めていくようお願いしたいと要望した。これに対し、カシット外相より、12月末のアピシット首相の施政方針演説に基づき、タイの政策につき説明があり、その中で、透明性のある政策を取っていくとの明確な方針が出来たことにより、以前のような反政府デモはないことを期待する、タイが正常化していくと確信している旨述べた。

2.日ASEAN関係

(1)中曽根大臣より、日本はASEANとの関係を重視しており、ASEAN議長国のタイと緊密に協力していくことを表明するとともに、現下の世界的な金融危機や景気後退への対処においては、域内各国が一致したメッセージを発出していくことが重要である、このため、東アジア首脳会議等の一連の会議を早期に開催するよう期待する旨表明した。

(2)これに対し、カシット外相より、日ASEAN関係の文脈における日タイ協力の重要性を確認した上、ASEAN関連首脳会議の日程につき、先ず2月末にASEAN10か国のみの首脳会議を行い、これとは別に東アジア首脳会議等を4月後半に行いたいと考えている、何れにせよ、早期に開催すべく調整したいとの発言があった。

3.日メコン関係

(1)冒頭、中曽根大臣より、日メコン交流年バッジをカシット外相に手交し、カシット外相もその場でバッジを身につけた。

(2)双方は、本年の日メコン交流年をともに盛り上げていくとともに、ASEAN域内格差の是正のためにメコン地域の発展に向けて協力していくことを確認した。カシット外相は、メコン地域の発展における日本の役割への期待を表明した。

4.その他地域・国際社会における課題

(1)双方は、ミャンマーの民主化進展に向け、日タイを含む国際社会が引き続き粘り強く働きかけていくことの重要性で一致した。

(2)中曽根大臣より、我が国は安保理理事国として国際社会の平和と安定に積極的に貢献していく旨表明したのに対して、カシット外相より、先の日本の非常任理事国当選及び本年からの就任に祝意が表された。

(3)その他中東和平、海賊対策についてのやり取りがあった。

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