中曽根外務大臣

日ペルー外相会談
(概要)

平成20年11月20日

 11月20日午後、APEC閣僚会議出席のためペルー訪問中の中曽根外務大臣は、ガルシア・ベラウンデ・ペルー外務大臣と会談したところ、概要以下のとおり。

1.冒頭発言

 会談の冒頭、ガルシア・ベラウンデ外相より、「最近の両国の関係はガルシア大統領就任以来非常に改善且つ進歩している。今後ともより一層日・ペルーの関係を進展させたいので、そのために様々な課題に取り組んでいきたい。特に投資分野において今後日本からさらに多くの投資がなされることを期待している。今回麻生総理がペルーを訪問する際に両国の間で投資協定が署名される運びとなっているのは大変喜ばしいことである。同協定を一つの契機として、さらに日本からの投資に期待している。」旨の発言があった。

 これに対し、中曽根大臣は「今次APEC閣僚会合において、ガルシア・ベラウンデ外相は議長を務められ、会議を成功に導いたリーダーシップに敬意を表したい。特に今回は金融危機への対応等について非常に実りある議論ができた。APECとして先のワシントンの金融・世界経済に関する首脳会合で合意した原則・決定について改めて強い決意を示せたというのは非常に意義があった。」と述べた。

2.日ペルー関係

 中曽根大臣は「一昨年ガルシア・ベラウンデ外相が日本を訪問し、また、本年3月にガルシア大統領の訪日が実現したが、かかる交流を通じて二国間関係の新たな時代が構築されてきているのは意義深い。ペルーと日本は民主主義、市場経済の価値観を共有する信頼できるパートナーである。そういった観点からもさらなる友好協力関係を前進させたい。また、明年は日本人ペルー移住110周年ということで、より一層協力していきたい。」旨述べた。

 これに対し、ガルシア・ベラウンデ外相からも「移住110周年は大事な節目であるので、色々な行事を行いながら、両国関係を盛り上げていきたい。」との発言があった。

3.経済・技術協力

 ガルシア・ベラウンデ外相は「今回のペルー訪問時に具体的な経済協力案件について署名ができることに感謝したい。考古学分野で功績を残した日本人の天野氏の名前を冠した天野ルート(プレインカのルート、ペルー北部)の観光開発に協力して欲しい。」と述べた。

 これに対し、中曽根大臣より「今回総理訪問に際し、日・ペルー投資協定に加え、円借款案件4件につきE/Nの署名を予定しており、また、新たに国立障害者リハビリテーションセンター建設計画に関する無償資金協力の決定をすることになっている。なお、天野ルートの観光開発については今後の協力を検討していきたい。」と応答した。

4.気候変動・環境

 中曽根大臣より、「今後ペルーの環境政策策定支援、地熱発電計画、鉱害防止対策等について協力可能性を検討していくとともに、森林保全についても協力していく。」との発言があった。

5.文化・学術交流

 中曽根大臣より、今般の総理訪問に際し、文化無償協力「国営ラジオ・テレビ放送局番組ソフト整備計画」に関するE/Nを署名する予定と述べた。

6.投資協定・EPA

 ガルシア・ベラウンデ外相より、今般、麻生総理とガルシア大統領との間で投資協定が署名されることは、両国間の経済関係を促進する上で重要であると述べるとともに、将来日本との間でEPAを結ぶことを希望しているとの発言があり、それに対し、中曽根大臣は、「日・ペルー関係においては、通商分野で発展の余地が大きく、今後如何なる方途が有効か考えていきたい。」と述べた。

7.北朝鮮人権状況決議

 中曽根大臣より、北朝鮮人権状況決議に係る支持を頂きたい旨述べたところ、ベラウンデ外相よりこれを支持する旨回答した。

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