中曽根外務大臣

日ニュージーランド外相会談
(概要)

平成20年11月20日

 11月20日午前10時45分(ペルー時間)より約45分間、APEC閣僚会合出席のためペルー滞在中の中曽根外務大臣は、マッカリーニュージーランド外務大臣と外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

(1)全般

 中曽根大臣より、マッカリー大臣の属する国民党の11月総選挙における勝利、及び外相就任に祝意を表しつつ、中曽根大臣自身の議員及び民間セクターの時代のニュージーランドとの関わりにつき言及した上で、外務大臣として日ニュージーランド関係の強化に努めていきたい旨述べた。これに対しマッカリー大臣より、中曽根大臣の就任を祝すと共に、両国関係強化に努めていくことで一致した。

(2)人物交流

 中曽根大臣より、ニュージーランドにおいて日本語教育が熱心に行われていることを指摘しつつ、そういったポテンシャルを生かすべく、両国間の青少年交流を深めることを研究していきたい旨述べ、マッカリー大臣より、有意義なご指摘であり、何が出来るか自分としても検討していきたい旨述べるところがあった。

 更に中曽根大臣より、日本の若手経済人がニュージーランドをより良く知ることも重要である指摘したのに対し、マッカリー大臣より、ニュージーランドとして何らかのプログラムが可能か検討したい旨述べた。これを受け、中曽根大臣より、日本政府は本年よりニュージーランド若手経済人招聘プログラムを実施している旨紹介した。

(3)経済関係

 マッカリー大臣より、前政権が行った日ニュージーランド首脳会談の際のEPAに関する研究についての合意は、新政権も支持しており、早期のフォローアップを期待する旨述べたのに対し、前首相間の合意については承知しており、事務レベルでその方途につき合意できることを期待している旨発言。

2.捕鯨問題

(1)マッカリー大臣より、捕鯨問題については日本とニュージーランドは異なる見解を有しているが、良好な二国間関係に影響を及ぼさないよう適切に対処していくことが重要である、IWCにおいて立場の異なる国々の間での議論が進展していることは喜ばしいことである旨述べた。

(2)これに対し中曽根大臣より、日本とニュージーランドは捕鯨問題について異なる立場にあるが、これまで二国間の大きな政治問題とならず静かに取り扱われており、今後もそうなることを期待したい、またIWCの正常化に向けた議論が更に進展していくよう、ニュージーランドとも協力したい旨発言。更に、これまで行われた反捕鯨団体の妨害行為は誠に遺憾であり、再発防止に向けたニュージーランドも含む国際社会の協力を得たい旨発言。

(3)これに対しマッカリー大臣より、ニュージーランド政府として平和的な抗議活動は容認するが、暴力行為についてはこれを非難する公的声明を発出することを検討している旨述べるところがあった。

3.その他

(1)安保理改革

 中曽根大臣より、先般の安保理非常任理事国選挙に対するニュージーランドの支持に感謝すると共に、我が国として引き続き国連改革に取り組んでいきたい旨述べたのに対し、マッカリー大臣より、新政権は国連改革に対し強く支持するものであり、日本が安保理常任理事国入りすることについても支持する旨述べた。

(2)世界金融危機

 マッカリー大臣の質問に答える形で、中曽根大臣より、1990年代後半の金融危機の際の我が国の対応につき説明しつつ、先般の金融・世界経済に関する首脳会議において麻生総理がこの問題について指導的役割を日本として果たしていくこととした旨述べ、また、現下の日本における経済対策につき適宜説明した。

 これに対しマッカリー大臣より、ニュージーランド政権与党が選挙公約として減税を打ち出したこと等を説明しつつ、ニュージーランド新政権の経済対策につき説明するところがあった。

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