松本外務大臣

日加外相会談(概要)

平成23年7月22日

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  • (写真)日加外相会談-1
  • (写真)日加外相会談-2

 22日午前11時45分(日本時間同日12時45分)頃から約30分間,ASEAN関連外相会議出席のためにインドネシア・バリを訪問中の松本大臣はベアード加外相との間で日加外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。

1.震災対応

 松本大臣から,ベアード外相の就任を祝福するとともに,東日本大震災からの復旧・復興に向けてカナダが行っている様々な支援(在京カナダ大使館による震災後の我が国とのビジネス関係の再構築を訴えるセミナーの連続開催を含む)及びカナダが各国に先駆けて日本産食品に関する規制を全て撤廃したことに対して感謝の意を述べた。ベアード外相から,震災の犠牲者に対する哀悼の意及び被災者に対する見舞いの言葉を述べるとともに,日本の復興に向けカナダは様々な貢献を行う用意があると述べた。

2.日加次官級「2+2」

 松本大臣から,昨年11月の日加首脳会談において設置が合意され,開催に向けて調整中の日加次官級「2+2」を成果あるものとしたい旨述べ,ベアード外相も同感である旨応じた。

3.日加EPA

 先週第3回会合が開催された日加EPAの共同研究をできるだけ早く終了させ,先に進める必要性につき一致した。

4.カナダ産牛肉輸入問題

 ベアード外相から,カナダ産牛肉輸入規制解除の要請があり,松本大臣から,カナダ側の関心は承知する,震災の被害を受けた畜産農家の心情にも配慮する必要があるが,本件は両国間の長年の懸案であり,双方にとって受け入れ可能な解決に向け,議論を継続していきたいと述べた。

5.地域情勢

 ベアード外相から,直前の中国訪問の成果に関する紹介があったほか,スリランカ情勢をはじめとする諸課題につき,幅広く意見交換を行った。


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