外務大臣

日米韓外相会合(共同声明)のポイント

平成22年12月6日

  • 三か国が,価値観を共有する世界の主要な経済大国として,アジア太平洋地域及び世界の安定と安全のため,責任を有することを確認。
  • 日米同盟,米韓同盟,及び日韓のパートナーシップがアジアの平和と安定の維持に不可欠。日米安保条約,韓米相互防衛条約の下での相互の責任と確固とした約束を再確認。二国間の相互の責任に依拠して,共通の安全保障上の脅威に効果的に対処することを決意。
  • 北朝鮮問題に関する連携と協議を維持・強化。前原外相及びクリントン国務長官は,北朝鮮による延坪島砲撃の犠牲者に哀悼の意を表明砲撃を強く非難。北朝鮮が挑発的態度をやめるよう,また, 1953年の休戦協定を遵守するよう求めた。
  • 北朝鮮の挑発的かつ好戦的な態度は三か国すべてを脅かすものであり,そのような態度には三か国すべてが結束をもって対応するであろうことを確認
  • 北朝鮮によるウラン濃縮施設の建設は,国連安保理決議第1718号,第1874号及び2005年9月の六者会合共同声明の下での北朝鮮のコミットメントに違反しており,これを非難
  • 2005年9月の六者会合共同声明へのコミットメントを改めて強調。六者会合再開のためには,北朝鮮が,韓国との関係を改善するための真摯な努力を行い,完全で検証可能かつ不可逆的な非核化に真にコミットしていることを示す具体的な措置をとることが求められることを再確認。北朝鮮による大量破壊兵器の拡散を防止するための多国間の協力を強化していくことを決定。
  • 中国及びロシアとの協力を強化していくことへの期待感を表明。北朝鮮に対して2005年9月の六者会合共同声明に明記された義務を遵守するよう求める中国の努力を期待することを表明。必要に応じて国内措置による制裁を強化することを含め,国連安保理決議第1718号及び第1874号の下での制裁の完全な実施へのコミットメントを再確認。三外相は北朝鮮との関係を改善する意思に留意した
  • 経済,政治,安全保障分野における三か国の協力強化の重要性を強調。地域の平和・繁栄・安定,より自由な貿易の利益の拡大,自由,民主主義,人権の促進・保護に関する深い持続的な関心を共有。中国との強固かつ生産的で建設的な関係を構築,平和な北東アジア地域の構築という共通の目的達成の約束を強調。ASEANの重要性を再確認。米国のASEAN完全参加を歓迎。メコン地域を主とする東南アジア諸国の開発に関する連携拡大を提案。人道支援および災害援助に関する地域レベルの能力強化の重要性に留意。
  • テロ,大量破壊兵器の拡散,海賊,気候変動,感染症,エネルギー安全保障,グリーン成長の促進,航行の自由,海上安全保障等の地球規模の課題に対処する方法について意見交換を実施。アフガニスタンの安全と安定の重要性を強調し,中東和平の重要性に留意するとともに,イラン核問題に関する協力に合意。
  • 先般のAPEC,G20の成功を強調。両会合は世界経済の安定のための開かれた自由な貿易の重要性を強調。
  • 本日の日米韓外相会合は時宜にかなった生産的な前進であり,既存の二国間協議を補完するものとして,継続的かつ強化された三か国の連携を歓迎。
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