外務大臣

日韓外相会談(概要)

平成22年10月29日

  • (写真)日韓外相会談-1
  • (写真)日韓外相会談-2

 10月29日(金曜日)午後15時30分(現地時間)から約45分間,ASEAN+3関連会合への出席のためにハノイを訪問中の前原外務大臣は,韓国の金星煥(キム・ソンファン)韓国外交通商部長官との間で日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり(当方同席者:齋木アジア大洋州局長ほか,先方同席者:ウィ・ソンラク朝鮮半島平和統一担当部長ほか)。

1.日韓関係

(1)冒頭

 前原大臣から,金長官の就任を心からお祝いする,自分は外務大臣就任前から「戦略的な日韓関係を構築する議員連盟」の会長として何度も韓国を訪れた,金長官とこれから何度も意見交換を行い,緊密に協力していきたい旨述べた。これに対して,金長官から,自分の外交通商部長官就任に際して,温かいお祝いの言葉をいただき感謝する,今後,パートナーとして韓日関係の発展のために共に努力していきたい旨述べた。また,金長官から,8月10日に発表された総理談話を受けて,現在日韓関係を未来志向のものに発展していく努力が進められており嬉しく思っている旨の発言があった。

(2)シャトル首脳外交

 両外相は,G20及びAPECの際に両首脳は相互に訪問することを確認した上で,シャトル首脳外交の実施に向け調整していくことを確認した。

(3)朝鮮王朝儀軌等の図書の引渡し

 8月10日の総理談話のフォローアップとして,同談話で表明された図書の早期の引渡しに向け双方が努力していくことを確認した。

(4)日韓EPA

 前原大臣から,自分の在任中に是非日韓EPA交渉を再開し早期に合意に至りたいと考えている,日韓EPAは両国の経済関係を強化し,双方に利益をもたらすものである旨述べた。金長官からは,EPAについては現在局長レベル協議が進められており,同協議で実質的な進展を得たい旨述べた。両外相は,早期の日韓EPA交渉再開に向けた環境醸成を行っていくことを確認した。

(5)安保・防衛協力

 前原大臣から,安保・防衛分野でも日韓間の協力を推進していきたい旨述べた。

(6)日韓原子力協定

 双方が日韓原子力協定の実質合意の達成を歓迎し,早期署名に向けて共に努力していくことで一致した。

(7)日韓新時代共同研究プロジェクト

 両外相は,日韓新時代共同研究プロジェクトについて,先週報告書がまとめられたことを歓迎し,今後然るべくフォローアップを行っていくことを確認した。

(8)その他

 8月10日総理談話のフォローアップとして,在サハリン「韓国人」支援及び朝鮮半島出身者の遺骨返還支援について,また,慰安婦問題について若干の言及があった。

2.北朝鮮情勢

(1)北朝鮮問題について,前原大臣から,天安艦事件で46名の犠牲者が出たことに改めて弔意を表するとともに,事件に係る韓国の調査結果を支持している,国連安保理議長声明がまとまったことは良かった旨述べた。これに対して,金長官からは,北朝鮮問題に関する日本側の積極的な協力に感謝する旨述べた。

(2)また,六者会合に関して,両外相は,会議のための会議,対話のための対話を行うことには意味がない,再開のためには非核化に関する実質的な進展についての見通しが必要である,そのためには北朝鮮が本当に非核化を進める意思があるのか見極めることが必要である,日韓や日韓米,更には議長国である中国との間で連携することが重要であるとの認識で一致した。

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