外務大臣

日・マレーシア外相会談(概要)

平成22年12月9日

  • (写真)日・マレーシア外相会談-1
  • (写真)日・マレーシア外相会談-2

 12月9日(木曜日),バリ民主主義フォーラム第3回閣僚会合出席のためインドネシア・バリを訪問中の前原外務大臣は,15時20分頃から約25分間,アニファ・アマン・マレーシア外務大臣と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係

  1. (1) アニファ外相から,本年4月のナジブ首相の訪日にも言及しながら,日本はマレーシアにとって重要な国であり,経済関係も良好であると述べました。
  2. (2) 前原大臣から,マレーシアは経済成長を続けており,ASEANの中心国の一つとしてその発展をリードしていることに敬意を表する,今後も経済関係のみならず,人的交流を深め,二国間関係を強化していきたいと述べました。
  3. (3) アニファ外相から,ナジブ首相は経済自由化を進めており,日本の民間部門からの更なる投資を期待し,歓迎する旨述べました。更に,教育分野でも緊密に協力しており,観光分野でも交流が進展している旨述べました。
  4. (4) 前原大臣から,日本の中古鉄道(ブルートレイン)車両を譲渡することとなったので,大切に使っていただきたいと述べたのに対し,アニファ外相から,本件は閣議でも話題となった案件である,前原大臣には是非マレーシアを御訪問いただき,鉄道に関する知見を伺いたいと述べました。

2 マレーシア日本国際工科院(MJIIT)構想

 アニファ外相から,MJIITは両国首脳により進められてきた大変良いプロジェクトである,引き続き協力していきたい旨述べたのに対し,前原大臣から,本件構想については既に(日本側で協力大学によるコンソーシアム)会合を2回開催しており,教員派遣等の協力を行っていきたいと述べました。

3 TPP

  1. (1) 前原大臣から,先般,「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定した,マレーシアを含むTPP交渉参加国から情報提供をお願いしたく,密接に連携をとっていきたい旨述べました。
  2. (2) これに対し,アニファ外相から,マレーシアはまだTPP交渉に参加し始めたばかりであるが,日本とも協力していきたい旨述べました。
このページのトップへ戻る
前原外務大臣の第3回バリ民主主義フォーラム(BDF)出席 |  前原外務大臣 会談・訪問 |  目次へ戻る