外務大臣

日加外相会談(概要)

平成22年11月11日

 11日午後12時55分から約1時間,前原大臣は,APEC閣僚会議出席のために訪日中のキャノン・カナダ外相との間で日加外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。

1.日加関係

(1)日加関係総論

 前原大臣より,キャノン外相の訪日を歓迎する,カナダは重要なパートナーであり,今後とも良好な日加関係を維持,発展させていきたい旨述べた。キャノン外相からは,政治,経済,平和安全保障分野等での協力を一層推進していきたい,また,昨年の天皇皇后両陛下のカナダ御訪問はカナダ国民に感銘を与え,特に天皇皇后両陛下と接した日系人は大変感激していたと述べた。

(2)人道支援活動のための日加協力

 キャノン大臣より,昨年5月に署名した人道支援及び災害救援活動の支援ための標準手続に関する覚書(SOP)は日加協力の良い例であり,人道支援及び災害救助活動分野での協力関係拡充のためにも,加軍機が使用可能な緊急代替空港の追加につき要請があった。前原大臣より,現在,緊急代替空港の追加を含めた改定案の最終調整中であり,作業を迅速化するよう事務方に指示した旨述べた。

(3)子の親権問題

 キャノン大臣より,我が国のハーグ条約締結について要請があり,これに対し,前原大臣より,ハーグ条約の締結の可能性についてはできるだけ早く結論を得るべく真剣に検討を進める,与党と協力して作業を進めていきたいと述べた。

(4)日加経済

 キャノン大臣より,日加経済連携について高い関心が示されたところ,前原大臣より,今般「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定した旨,日加EPAに関しても今後この方針に基づき国内の環境整備を図りながら検討していきたい旨応答した。

2.地域情勢・国際情勢

(1)アフガニスタン・パキスタン

 キャノン大臣より,アフガニスタン・パキスタンに関するカナダの取り組みついての紹介があったのに対し,前原大臣より,カンダハールPRTを含む,カナダの多大な貢献に敬意を払うとともに,我が国の取組として,再統合基金に5000万ドルの拠出を完了した旨述べた。また,前原大臣より,パキスタンの洪水の復旧・復興に対し自衛隊のヘリを派遣し,物資等の輸送任務を実施したことなどを紹介し,アフガニスタン・パキスタンの安定につきカナダとも協力していきたい旨述べた。

(2)北朝鮮

 前原大臣より,我が国の北朝鮮に対する政策を説明した上で,先般カナダが北朝鮮に追加制裁を科したことを評価した。また,六者会合再開のためには非核化に関する実質的な進展についての見通しが必要であり,そのためには北朝鮮が本当に非核化を進める意思があるのか見極めることが必要である旨述べた。

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