町村外務大臣

日シンガポール外相会談(概要)

平成19年9月4日

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 APEC閣僚会議出席のため豪州シドニーを訪問中の町村外務大臣は、9月4日午後5時半(当地時間。日本時間午後4時半)頃から約30分間、シンガポールのジョージ・ヨー外相と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

(1)町村大臣より、今回シドニーでお目にかかれたことをうれしく思う旨述べたところ、ヨー外相より、11月の東アジア・サミット(EAS)の際にも再びお会いできることを楽しみにしている旨述べ、東アジア・サミットの成功に向けて両国が緊密に協力していくことで一致した。

(2)先般シンガポールから提案のあった日本文化センター(「ジャパン・クリエイティブ・センター」)設置構想(注:東南アジア向けの日本文化発信の拠点をシンガポールに設置するとの構想)について、その実現に向け、引き続き緊密に協力していくことを確認した。

2.東アジア地域協力(含、気候変動問題)

(1)町村大臣より、11月のEASの重要テーマである気候変動問題について、安倍総理の「美しい星50」提案につき説明し、同提案への支持を求めた。これに対し、ヨー外相より、この分野において技術と経験を有する日本のリーダーシップは大変重要であり、ASEANを含む東南アジアの各国は、安倍総理の提案を歓迎すると思うと述べた。

(2)町村大臣より、EASは繁栄する未来という共通の目標に向かってオープンで、実効的な枠組みであり、これを育てて発展させていきたい旨述べ、東アジア包括的経済連携(CEPEA)の研究や、東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)設立等の具体的協力をシンガポールとともに進めたい旨述べた。

(3)ヨー外相よりは、EASの下での具体的協力案件として、ナーランダ大学プロジェクト(:古代インドのナーランダ仏教学院を再興し、アジア諸国の知的交流の拠点とする構想)への関心が示され、12月に東京で開催される予定の賢人会議等を通じての本件プロジェクトの推進につき、日本の協力を得たいとの話があった。

3.国連改革

 町村大臣より、安保理改革実現という目標へ向けてシンガポールより引き続き支持をお願いしたい、また、2008年の安保理非常任理事国選挙への日本の立候補への支持に感謝する旨述べた。

4.テロとの闘い

 町村大臣より、テロとの闘いに関し、インド洋上での海上自衛隊による給油活動が海上阻止活動の重要な基盤となっているとの認識を示し、テロ対策特措法を是非とも延長したいと考えている、平和なインド洋を保つ日本の取組みを支持してほしい旨述べた。これに対し、ヨー外相より、テロとの闘いに関し、日本が法律の枠内で最大限の努力をされていることを支持しており、そのような日本の取組みを支持する旨の応答があった。

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