町村外務大臣

日フィリピン外相会談の概要

平成19年9月7日

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 APEC閣僚会議出席のため豪州シドニーを訪問中の町村外務大臣は、7日午後2時45分(現地時間。日本時間午後1時45分)過ぎより約30分間、シドニー市内のホテルにおいて、ロムロ・フィリピン外務長官と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、町村大臣より、大臣就任に際する心温まる祝意のメッセージに感謝する、再び同僚として協力していけることは喜ばしいとの発言があり、ロムロ外務長官よりも過去の町村大臣との協力はよい思い出であるとの発言があった。
  2. 町村大臣より、昨年12月の安倍総理のフィリピン訪問にも象徴されるとおり二国間関係は極めて良好である旨述べた上、日フィリピン経済連携協定(EPA)の早期発効に期待する旨述べた。これに対してロムロ外務長官より、本件はアロヨ大統領にとっても優先課題であり、自分(ロムロ外務長官)も帰国次第上院での審議に参加する、上院の早期承認のためあらゆる努力を払う旨説明があった。
  3. また、町村大臣より、ミンダナオ和平に向けての協力も重要である旨述べたところ、ロムロ外務長官より、日本の支援には非常に感謝している、ミンダナオの国際監視団(IMT)に参加している永石・ミンダナオ復興・開発担当上級アドバイザーの努力は非常に有効である旨述べ、また、ミンダナオ和平交渉の現状について説明があった。
  4. 気候変動問題については、ロムロ外務長官より、総理が5月に「美しい星50」のイニシアティブを発表した東京でのセミナーには自分も出席しており、自分としてもよい提案であると考える旨アロヨ大統領とも話したと述べた。
  5. 町村大臣より、日本の国連安保理常任理事国入り及び2008年の安保理非常任理事国選挙における日本の立候補についてフィリピンの支持に感謝する旨述べた。
  6. 北朝鮮問題については、町村大臣より、六者会合において、北朝鮮の非核化に向けた動きを加速させるべく、各国と連携して引き続き努力していく旨を、また、今後とも、日朝作業部会を通じ、拉致問題を含む諸懸案及び「不幸な過去」の清算につき、進展を目指す考えを説明した。ロムロ外務長官は、日本にとっての北朝鮮の問題の重要性は理解している、自分もASEAN議長国として7月に平壌を訪問した(:フィリピンは7月末までASEAN議長国)が、北朝鮮側も六者合意の実行にはコミットしており、全体としてはよい方向に向かっていると感じる旨述べた。
  7. また、町村大臣より、テロとの闘いに関し、インド洋における海上自衛隊による給油活動は海上阻止活動の重要な基盤となっているとの認識を示し、同活動については是非ともその継続が必要であると考えている旨説明したところ、ロムロ外務長官より、日本が法律に従って行っている貢献を支持している旨述べた。
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