高村外務大臣

日・シンガポール外相会談(概要)

平成20年7月22日

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 22日13時35分(現地時間。日本時間14時35分)より約20分間、シンガポールを訪問中の高村外務大臣は、ジョージ・ヨー・シンガポール外相と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.東アジア地域協力

(1)高村大臣より、概要以下のとおり述べた。

 昨年夏以降、シンガポールのリーダーシップの下、東アジア首脳会議(EAS)他ASEAN関連の協力の枠組みにおいて、多大なる成果を上げたことを賞賛する。今次ASEAN関連会合においても、本年末の首脳会議に向け着実な成果が上がることを期待している。

(2)これに対し、ヨー外相より、概要以下のとおり述べた。

 G8の成功をお祝い申しあげる。ASEAN憲章の批准は順調に進んでおり、年末の発効を期待している。ASEANのいくつかの国は問題を有しているが、前進に向けた強い意志を感じている。本日(22日)午後にはASEAN+3外相会合が予定されているが、前進していこうという機運があり、これをEASにつなげていきたいと考えている。

2.二国間関係

(1)ジャパン・クリエイティブ・センターのホームページ他のサイトヘ開設を双方より歓迎。高村大臣より、来年の開設に向け双方で協力していきたい旨述べた。

(2)ヨー外相より、日ASEAN包括的経済連携協定の日本による承認は喜ばしい、日本は長年の友人であり感謝している旨述べた。

3.地域情勢

(1)ミャンマー

 ヨー外相より、ASEAN外相会議においては、ミャンマーについて議論を行った、日本には引き続きミャンマーへの支援をお願いしたい旨述べた。これに対し、高村大臣より、先ほどミャンマーとの外相会談を行い、自分(高村大臣)からもミャンマーの民主化を働きかけたところである旨述べた。

(2)カンボジアとタイの国境問題

 ヨー外相より、カンボジアとタイの国境問題が緊迫してきており、双方に冷静な対応を働きかけている旨述べた。これに対し、高村大臣より、日本としても冷静な対応を求めたい旨述べた。

(3)このほか、高村大臣より、北朝鮮問題については、非核化のみならず日朝関係の進展が重要である旨述べた。

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