外務省 English リンクページ よくある質問集 検索 サイトマップ
外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
トップページ 会談・訪問 川口外務大臣
川口外務大臣


日韓外相会談(9月24日、於:ニューヨーク)の概要


平成16年9月25日


 国連総会出席のためにニューヨークを訪れていた川口外務大臣は、24日、潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官と会談を行ったところ、その概要は以下のとおり。

1.北朝鮮問題

(1)北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性
 現時点での北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性は高くないとの認識であるが、引き続き警戒していく必要があり、今後も連絡を密にしていくことで一致した。

(2)六者協議
 六者協議第4回会合が開催できていないことへの懸念を共有するとともに、第4回会合の実施に向け今後も外交努力を継続していくこと、及び、韓国による核関連物質の実験に係る問題(後出2.参照)は六者会合とは別問題であり、これが北朝鮮による六者会合不参加の口実となってはならないことで一致した。

2.韓国による核関連物質の実験に係る問題

 潘長官より、韓国に核兵器開発の計画は全くなく、原子力の平和的利用を推進していること(電力の約42%が原子力による。)、この点に関し、先般、自らを含む3閣僚名で「原子力の平和的利用に関する四原則」(注)を発表したこと、11月のIAEA理事会までに本件が解決されるよう、IAEAに全面的に協力していく所存であることを説明した。これに対し、川口大臣より、「四原則」が発表されたことを歓迎するとともに、韓国がこれまで高い透明性をもってIAEAに協力してきたことを評価し、本件の早期解決のため、同様の立場を継続するよう求めた

(注)原子力の平和的利用に関する四原則
(イ)韓国政府は、核兵器を開発、保有する意思は全くないことを改めて明らかにする。
(ロ)韓国政府は、原子力の透明性の原則を確固として維持し、国際協力を強化していく。
(ハ)韓国政府は、核不拡散に関する国際規範を誠実に遵守する。
(ニ)韓国政府は、国際的な信頼に基づき、原子力の平和的利用の範囲を拡大していく。

3.日韓関係

(1)日韓首脳会談に向けての協力
 川口大臣より、次回の日韓首脳会談の開催場所として、東京を離れた温泉保養地を選定中であることを紹介した。また、よい会談とすべく今後も両国で協力していくことで一致した。

(2)「日韓友情年2005」に向けての協力
 来年の日韓国交正常化40周年を記念する「日韓友情年2005」を成功させるべく、互いに協力していくことで一致した。この関連で、「日韓友情年2005」の実施のために設立された両国の委員会(注)のメンバー間の交流を進めていくこととなった。

(注)日本側に「実行委員会」(委員長:平山郁夫東京芸大学長)、韓国側に「諮問委員会」(委員長:朴晟容(パク・ソンヨン)錦湖アシアナグループ名誉会長)が設立された。韓国側「諮問委員会」のメンバーには、「冬のソナタ」の主演女優チェ・ジウ氏も名を連ねている。

(3)漁業問題
 川口大臣より、日韓漁業協定に基づくいわゆる「北部暫定水域」の資源管理について、これまで民間レベルの協議は行われているが、協定に基づく政府間協議を早期に行うべきである旨強く提案した。これに対し、潘長官より、お申し越しの点については留意し、今後事務レベルで協議を続けたい、その一方で、民間レベルの協議は今後も続けていくべきである旨応答した。

4.国連改革

 国連改革の必要性について、日韓間で意見が一致していることを確認した。安保理改革については、川口大臣より、我が国の立場は小泉総理が国連総会における演説で述べたとおりである旨述べたのに対し、潘長官より、小泉総理の演説については十分承知している、韓国としては「ハイレベル委員会」の検討を見守りたい旨応答した。

5.日中韓三カ国協力

 11月末にラオスで開催予定の日中韓首脳会合に向け、特に三カ国協力のための「行動戦略」の作成について日韓両国間で緊密に協力していくことを確認した。


目次


外務省案内 渡航関連情報 各国・地域情勢 外交政策 ODA
会談・訪問 報道・広報 キッズ外務省 資料・公開情報 各種手続き
外務省