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川口外務大臣


日韓外相会談(概要)

平成15年1月15日

 韓国訪問中の川口外務大臣は、15日午後、崔成泓(チェ・ソンホン)外交通商部長官との間で外相会談を行い、北朝鮮の核開発問題など、最近の状況を踏まえ、対北朝鮮政策について率直な意見交換を行うとともに、日韓関係を更に発展させることの重要性を確認したところ概要以下のとおり。

1.対北朝鮮政策

(1) 崔長官より、北朝鮮NPT脱退宣言等、最近の一連の措置に対して深刻な懸念を表明し、北朝鮮の今回の措置は、北朝鮮核問題の平和的解決のための国際社会の外交的努力と熱意に真っ向から反する行為であり、国際社会の北朝鮮に対する信頼にも大きな損傷を与える措置であるとした上で、北朝鮮が右措置を即刻、原状回復させることと、事態をこれ以上、悪化させる行動をとらないようにすることを求めたい旨述べた。

(2) 崔長官は、北朝鮮核問題の平和的且つ外交的な解決が緊要であるとし、このため日韓米三国間の緊密な協調を引き続き堅持していく一方、中露、EU等、関係国との協力とともに、国際機関等の次元からも積極的に協調していくことが必要である旨述べた。

(3) また、崔長官は、韓国がこの問題を解決するため、日米をはじめとして、中露等関係国を対象に北朝鮮に対する説得及び対話の雰囲気の醸成のため、積極的な外交活動を展開してきていることを説明し、今後も米朝対話再開のための条件をつくっていくために引き続き緊密に協力したい旨述べた。

(4) これに対し川口大臣より、北朝鮮がNPT脱退を表明したことは、問題の平和的解決を目指す国際社会の努力に真っ向から反するものであり、極めて遺憾であり、日本として重大な懸念を有している、同時に、今般の北朝鮮の声明は北朝鮮が核兵器を製造しない、またこれを米朝間の検証を通じて証明するとしており、その意図を慎重に見極めた上で、冷静に対処する必要があるとの現状認識を示した。

(5) その上で川口大臣より、日韓両国としては、引き続き関係国と協力しつつ、NPT脱退の撤回等、事態の平和的解決に向けて北朝鮮への働きかけを行っていくことが必要との考え方を示した。日本としても、北朝鮮側に対して、前向きな対応を強く求めていく方針であり、自分としても引き続き韓米中露等関係国、機関と緊密に連絡をとり努力していくとの発言があった。また、10日の日露首脳会談及び13日の日仏外相会談の結果を説明した。

(6) 川口大臣は、韓国の中露への働きかけを評価するとともに、開催が予定される南北閣僚級会談での有益な対話に期待を表明した。

(7) 両外相は、日韓米三国が結束し、一致して北朝鮮側にメッセージの発出、働きかけを行っていくことが極めて重要であることで一致した。


2.日韓関係

(1) 両外相は、韓国新政権の発足後も、98年の日韓共同宣言や2002年のW杯共催及び国民交流年の成功により、金大中大統領の政権下で飛躍的な発展を遂げた日韓関係を更に発展させていくことを再確認した。

(2) このような観点から、川口大臣は、日韓間の人的交流を更に活発なものとすることの重要性に触れ、両外相は、2002年7月、W杯閉会の翌日に行われた日韓首脳会談で合意された青少年・スポーツ交流拡大のための日韓共同未来プロジェクトが2003年1月1日よりスタートしたことを歓迎した。

(3) また、両外相は、日韓FTAが、今後の両国関係にとり重要な課題であり、日韓両国が東アジアの経済連携に主導的に取り組んでいく上でも意義があるとの点で一致し、共同研究会において有益な議論が行われていることを評価した。

(4) 崔長官より、査証問題につき日本側の前向きな検討を依頼したのに対し、川口大臣より、2002年1月より実施している査証緩和措置及びW杯に際して実施した期間限定査証免除の実施結果等の詳細な分析等を踏まえ、日韓関係の重要性も十分念頭に置きながら検討していきたい旨述べた。

(5) 崔長官より、14日に総理が靖国神社を参拝したことに、改めて強い遺憾の意が表された。これに対し、川口大臣より、改めて総理の考えを説明した。


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