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川口外務大臣


プノンペンにおける日中外相会談(概要)


平成15年6月17日


 6月17日、カンボジアのプノンペンにおいて、川口外務大臣と李肇星外交部長との間で日中外相会談が約50分間にわたって行われたところ、概要は以下のとおり。

1.日中関係

(1) 総論(含:重症急性呼吸器症候群(SARS))

李部長

5月末のサンクトペテルブルクでの日中首脳会談の成功を喜びたい。
中国人民は、SARSとの闘いにおいて重要な勝利を収めつつある。この間、日本政府及び日本国民から支援を頂いたことに対して感謝申し上げる。

川口大臣
先般の日中首脳会談の成功は、今後の日中関係にとって重要な意味を有している。
中国においてSARSが終息しつつあることは喜ばしい。一方、SARSはアジア一般に経済面での影響を及ぼしており、日本としても引き続き注視していきたい。

(2) 要人往来

川口大臣

日中間のハイレベルの交流継続が重要。先般(4月)の自分の訪中時に温家宝総理の早期訪日を招請。実現を期待。
本年は日中平和友好条約締結25周年であり、本年8月には民間団体主催の記念行事が行われる予定。李部長がこの機会に訪日されれば有意義であり、訪日を改めて招請したい。

李部長
温総理への訪日招請に感謝。
自分(李部長)への訪日招請にも感謝しており、8月に訪日する方向で努力したい。
先般の日中首脳会談の最後に、首脳レベルの相互訪問の再開について提起があった。本件に関しては中国側も積極的な態度を有している。日中平和友好条約締結25周年を契機とし、日中間の友好協力を深め、首脳レベルの相互訪問のために良い雰囲気を作ることが重要。特に、「一つの中国」及び「歴史を鑑とし、未来に向かう」との考えを堅持し、日中関係を前進させていくべき。相手国の国民感情を傷つけるようなことがないよう希望。
自分としても川口大臣と共に努力し、日中関係を時代と共に前進させ、新しい歴史を創っていきたい。

川口大臣
台湾との関係については、日中共同声明に従って対応するという日本政府の立場に変わりはない。
歴史問題についても、95年の村山総理談話の立場に変わりはない。両国の歴史の中で、最近30年間は良い関係を維持してきており、これも両国共通の歴史である。3つの共同文書(日中共同声明、日中平和友好条約、日中共同宣言)の基礎の上に、日中関係を推進していきたい。

(3) 各種協議等

川口大臣

日中安保対話をはじめ、SARSの影響で延期されている種々の協議を再開させていきたい。
領事関係国際約束交渉については、現在、日本側案文を提示すべく準備中。今後、両国間の作業を着実に進めていきたい。
新日中友好21世紀委員会も、できるだけ早くスタートさせたい。

李部長
新日中友好21世紀委員会の発足については、先般の日中首脳会談でも一致。自分としても中国側作業を加速させたい。

(4) 北京・上海高速鉄道計画

川口大臣

本件に関し、日本の新幹線システムが採用されれば、日中間の新しい協力のシンボルとなる。中国側の積極的な検討を引き続き期待。

李部長
同分野における日本のこれまでの経験を重視。本件に関しては、現在、仏と独が関心を示しており、激しい競争になろう。日本の成功を祈っている。

(5) 海洋調査活動の相互事前通報の枠組み

川口大臣

本枠組みは、海洋の科学的調査活動の透明性を高め、相互の信頼関係を高めていく上で重要。本枠組みの遵守と円滑な運用のために努力することが重要。

李部長
本枠組みは透明性を高めるとの観点から極めて重要であり、川口大臣の御発言に賛成する。


2.北朝鮮情勢

川口大臣
日中韓外相会合でもお話したとおり、中国側のこれまでの努力と協力に改めて感謝。
日本は、一貫して、本問題の平和的解決、北朝鮮による核兵器の保有を認めない、多国間の対話の継続が必要との立場を有しており、こうした方針を明確に北朝鮮に示していくことが重要であると考えている。

李部長
本件について、日本と中国が共通の利益と目標を有していることを高く評価。中国としても、引き続き北朝鮮側に働きかけていきたい。中国としては、日本が本件で役割を果たすことを支持している。


3.国際場裡での協力

(1) 第55回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会

川口大臣

先般のIWC年次総会において反捕鯨国側の決議案が採択されたことは、日本として極めて遺憾であるが、本件に関し、中国が日本の立場に支持を表明してきたことに感謝。引き続きIWCにおいて協力していきたい。

李部長
中国は、捕鯨の問題に関しては、一貫して日本の関心を理解している。

(2) 安保理非常任理事国選挙

川口大臣

日本は2004年の安保理非常任理事国選挙に立候補しており、中国側の支持をお願いしたい。

李部長
本件に関しては、中国側としても積極的に検討していきたい。日本が国際場裡で一層重要な役割を果たすことを支持している。




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