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北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)との会談では、自分(大臣)からは、朝鮮半島の緊張緩和のために、北朝鮮が米韓を含む関係国との対話を行うことが重要であり、一層の努力を期待する旨述べた。
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また、日朝間の問題として、ミサイル問題やIAEA保障措置協定の履行といった安全保障上の問題や、拉致問題をはじめとする人道上の問題という諸懸案のすべてについて、日本側の立場を伝達した。
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双方は、国交正常化に関する諸問題及び日朝間の諸懸案を議論するため、8月25日頃を目処に平壌において局長級会合を開催することに合意し、また、8月中旬を目処に同じく平壌で赤十字会談が開催される予定である。
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白外相よりは、今回の会談が日本と北朝鮮が近くて近い国になるためのきっかけとなることを期待する旨の発言があるなど、北朝鮮側は、国交正常化に前向きであるとの印象を受けた。
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日本としては、対北朝鮮政策を進めるにあたっては、引き続き、日韓米の3ヶ国が緊密に連携することが重要と考えている。なお、これらのことは、今朝、パウエル国務長官と会談した際にも先方に伝達したところである。
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