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川口外務大臣


ARF外相会議に際しての日印外相会談概要

平成14年8月1日

 7月31日、ブルネイにおけるARF・PMC外相会議の機会を利用して川口外務大臣がシンハ・インド外相と会談を行ったところ、その概要次の通り。


1.アジアにおける日印関係の役割

 川口大臣より、小泉総理がシンガポールにおける政策演説で「共に歩み共に進む」東アジアとの構想を示し、この地域でのインドとの緊密な連携の必要性に言及したことに触れつつ、日印両国がこの地域の繁栄に共に役割を果たしていく必要がある、インドは経済発展や改革、特にIT等分野での進捗が著しい、日印協力の進捗は喜ばしく、アジアの繁栄のための協力を強化したい旨述べた。

 シンハ外相は、小泉総理のシンガポール演説をインドとしても評価している、インドはテロ問題を抱えているが、これをできるだけ早く解決し、アジアの経済発展や貧困といった問題に取り組みたい旨述べた。


2.日印関係の促進

 川口大臣より、国交樹立50周年にあたり人的交流が活発に行われていることは重要、インドの経済改革・発展が進み、日本の企業がより活発に協力できるようにしたい、また、安全保障を含め協力の幅を更に広げたい旨述べた。

 シンハ外相より、50周年記念行事に日本からハイレベルな参加を頂いていることに感謝、日印間では経済・貿易関係が進んでおり、また理念の一致もあり、二国間関係を重視している、小泉総理、川口大臣の早期訪印を期待、インドが抱えるテロの問題に日本の理解を得ており、日印共同宣言におけるテロ問題についての合意したことを評価、日本の経済協力は、蔵相であった時の経験からも高く評価、対話を強化し、国際的課題を含めより包括的な関係を築きたい旨述べた。

 川口大臣より、環境問題を国際社会が協力すべき問題として重視しており、インドがCOP8をホストされることを評価する、大量破壊兵器の拡散の防止も重要であり、インドのCTBT早期署名を期待する、また、国際テロの問題にも取り組みたい旨述べた。更に、訪印招待への謝意とカント副大統領の逝去への弔意を述べた。


3.インド・パキスタン関係

 川口大臣より、緊張緩和へのインドのこれまでの努力を評価しつつ、パキスタンに対しては管理ライン越えの侵入の停止とキャンプの解体への取り組みを働きかけているが、インドとしても前向きな措置を継続してとっていただきたい、ジャンム・カシミール州選挙は、自由、公正かつできるだけ多くの人々が参加することが望ましく、インドの努力は承知しているが国際社会の期待を踏まえ一層の努力を希望する旨述べた。

 シンハ外相より、インドは十分な自制を続けているが、パキスタンからの侵入停止とテロ・インフラの解体が必要である、テロ・キャンプはパキスタンより財政的支援や訓練の支援を受けており、インドのみならず世界の脅威となっており、パキスタンに対して継続的に圧力をかけることを期待する、自由、公正なジャンム・カシミール州議会選挙の実施にコミットしている、軍事政権下にあるパキスタンに対してこそ真の民主主義を確立するよう国際社会が働きかけるべきである、パキスタンが約束した侵入の停止は実証が必要なため、しばらく状況を見る必要がある、侵入が完全に停止したと確信できたら、印パキスタン間の問題の解決のため対話を始めたい旨述べた。

 川口大臣より、我々は、平和でテロのないアジアの構築にコミットしており、パキスタンに働きかけを続けたい、テロは南アジアのみならず国際社会の問題であり国際的な協力が必要、日本は各国のキャパシティー・ビルディング等を含め役割を果たす意向であり、こうした面で日印は協力する必要がある、パキスタンの民主化についても働きかけてゆきたい旨述べた。

 シンハ外相より、緊張緩和に向けて領空通過等の措置をとったが、その後のパキスタンの反応に鑑みると緊張緩和を続けることは困難、パキスタンの対応を踏まえつつ正しいと考えることを行っていく旨述べた。


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