玄葉外務大臣

玄葉外務大臣のフランス,英国及びドイツ訪問(10月15日~20日)
(概要と評価)

平成24年10月

1.訪問全体を通しての成果

 (1)世界的なパワーバランスの変化が見られる今日,我が国と基本的な価値観を共有し,我が国と同様,国際社会の平和と安定や繁栄の維持に責任を有する欧州の主要国であるフランス,英国,ドイツとの間で,戦略対話等の枠組を活用し,幅広く現下の国際社会の諸課題について議論し,対応の方向性について意見交換を行ったもの。また,フランスとはオランド大統領の今後の訪日を見据え,英国とは本年のキャメロン首相の訪日のフォローアップの観点から,それぞれ具体的な二国間協力のあり方等に関する議論も行った。

 (2)アジア太平洋はじめ中東・アフリカ等の地域情勢について,各国との間で極めて率直に意見交換を行い,お互いの理解が進み,多くの認識が共有され,今後の更なる連携の方向性及び具体策が確認された。現下の日中関係に関しては,我が国の立場についてしっかりと説明し,事態を平和的かつ国際法に則って処理する必要性について一致した。

 (3)欧州のアジア太平洋地域への関心の高まりを受けとめ,仏とは太平洋地域に関する日仏対話の立ち上げ,英及び独とは様々なレベルでのアジア太平洋地域全般についてのより頻繁な協議を実施していくことで一致した。

 (4)日EU・EPAについては,我が方の立場をしっかりと説明し,各国の理解が深まった。

 (5)また、玄葉大臣は,今回の訪問中,5度にわたり現地メディアへの発信を行い(フランスのル・フィガロ紙への意見投稿,日仏外相共同プレス・コミュニケの発表,英国フィナンシャルタイムズ紙のインタビュー,英国BBC Worldテレビのインタビュー,ドイツ外相との共同記者会見),国際的な諸課題に係る日本の立場等についての各国国民の理解を深めることができた。

2.各国別の成果(上記1.以外の点)

 (1)フランス(16日~17日)
 フランスにおいて,玄葉大臣は,ジャン=マルク・エロー首相を表敬し,また,ローラン・ファビウス外務大臣の間で,第2回日仏外相戦略対話を行った。同「戦略対話」では,日仏が民主主義,「法の支配」といった普遍的な価値を共有していることを基礎に,「特別なパートナー関係」構築のために率直な意見交換が行われた。

 (2)英国訪問(17日~18日)
 英国において,玄葉大臣は,ウィリアム・ヘーグ外相との間で,ワーキングディナー及び第1回日英外相戦略対話を実施した。これらの会合では,アジア太平洋地域情勢をはじめとする国際情勢,ヘーグ外相の関心が高いサイバー空間,日EU・EPA等,幅広い議題について意見交換が行われた。

 (3)ドイツ訪問(18日~19日)
 ドイツにおいて,玄葉大臣は,ギド・ヴェスターヴェレ外相との間で,日独外相会談及びワーキングランチを実施した。これらの会合では,アジア太平洋地域情勢をはじめとする国際情勢,日EU・EPA,中東情勢等,幅広い議題について意見交換が行われた。


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