外務大臣

ウラジオストクAPECにおける
玄葉外務大臣とシュヴァロフ・ロシア第一副首相との会談
(概要)

平成24年年9月5日

  • (写真)ウラジオストクAPECにおける玄葉外務大臣とシュヴァロフ・ロシア第一副首相との会談-1
  • (写真)ウラジオストクAPECにおける玄葉外務大臣とシュヴァロフ・ロシア第一副首相との会談-2

 9月5日18時5分(現地時間)から約40分,APEC閣僚会議に出席のためウラジオストクを訪問中の玄葉外務大臣はシュヴァロフ・ロシア第一副首相と会談した。

1 日露関係全般

  1. (1)玄葉大臣から,ウラジオストクにおけるAPECの開催を歓迎し,極東の発展と極東における日露協力が進展することへの期待を表明した。
  2. (2)玄葉大臣から,アジア太平洋地域の戦略環境が大きく変化する中で,経済を含むあらゆる分野での日露関係を強化していくことが両国の戦略的利益につながると確信していること,同時に,両国関係を進めていく上で,互いの国民感情に配慮し,相互信頼を積み重ねることが必要であることを指摘した。これに対して,シュヴァロフ第一副首相は,理解を示すとともに,様々な協力を積み重ねていくことが両国間の懸案の解決に国民の支持を得る上で重要であるとの反応があった。

2 日露経済関係

(1)総論

 玄葉大臣から,ロシアの進めるイノベーション・近代化を支持する,極東・シベリア開発にも協力の潜在性があり,相互信頼が進むことでこれらが現実になるだろうと述べた。シュヴァロフ第一副首相は,日本企業のロシア進出を全面的に歓迎し,ロシア市場をめぐる日本のビジネス界の関心や要望に応えていきたいと述べた。
 また,玄葉大臣から,日露経済関係は潜在力からすればまだ不十分であり,成功事例を積み重ね,ロシア市場への日本企業の信任・信頼を高めていくことが重要である,相互利益のみならず相互信頼をキーワードとして大事にしたいと指摘した。

(2)貿易経済日露政府間委員会

 玄葉大臣は,シュヴァロフ第一副首相が貿易経済に関する日露政府間委員会のロシア側議長に就任したことを歓迎した。双方は,同政府間委員会の次回会合を11月にも開催すべく準備を進めることで一致した。

(3)エネルギー

 玄葉大臣は,ウラジオストクLNGプロジェクトの実現やサハリン3プロジェクトへの日本企業の参画,及び,日露の協力が時宜を逸することなく進むことへの期待を表明した。シュヴァロフ第一副首相は,LNG分野における協力に関心を示した。

(4)ロシアのWTO加入・投資環境整備

 玄葉大臣は,ロシアのWTOへの加入を歓迎するとともに,日本企業の更なる対露進出のために,投資環境整備,法の支配の強化が重要であることを指摘した。日露投資協定の改正に関し,ロシア側の前向きな検討を期待している旨述べた。

【参考】貿易経済に関する日露政府間委員会

 政治レベルにおいて日露経済関係をめぐるあらゆる問題について包括的に協議を行う枠組み。1994年11月,河野洋平外務大臣とサスコベッツ第一副首相(いずれも当時)との間で署名された覚書に基づき,1996年3月に第1回会合を開催。2011年2月に第9回会合を開催した。日本側議長は外務大臣。ロシア側は,1999年よりフリステンコ氏(当初は第一副首相,昨年2月時点では産業貿易大臣。現在はユーラシア経済委員会議長)が議長であったが,本年6月,新たにシュヴァロフ第一副首相が就任した。

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玄葉外務大臣のアジア太平洋経済協力(APEC)閣僚会議出席 | 目次へ戻る