外務大臣

玄葉外務大臣のイスラエル,パレスチナ自治区,ヨルダン訪問(概要)

平成24年5月3日

  • (写真)アッバース・パレスチナ自治政府大統領との会談
    アッバース・パレスチナ自治政府大統領との会談
  • (写真)ファイヤード・パレスチナ自治政府首相との会談
    ファイヤード・パレスチナ自治政府首相との会談
  • (写真)ジュデ・ヨルダン外相との会談
    ジュデ・ヨルダン外相との会談

 玄葉外務大臣は,5月2日(火曜日),アッバース・パレスチナ自治政府大統領,ファイヤード同首相,及びジュデ・ヨルダン外相と会談したところ,概要以下のとおり。
 その他,玄葉外務大臣は,エルサレム旧市街,ヤドヴァシェム(ホロコースト記念館)及び我が国の推進する「平和と繁栄の回廊」構想のジェリコ農産業団地のサイトを視察した。

I アッバース・パレスチナ自治政府大統領との会談(於:アンマン,ヨルダン)及びファイヤード・パレスチナ自治政府首相との会談(於:ラマッラ,パレスチナ自治区)

1 中東和平

  1. (1)玄葉大臣から,1日のリーベルマン・イスラエル副首相兼外相との会談において,アッバース大統領からの書簡に対する返書を前向きな内容にすることと,入植活動の完全凍結や安定的な税還付の実現を働きかけた旨紹介。また,パレスチナ側も今後の対応については,慎重且つ現実的な対応を続けてほしい旨伝達。
  2. (2)また,玄葉大臣から,対PA日本政府代表「事務所長」に「大使」の名称を付与することを検討していると伝達。
  3. (3)パレスチナ側からは,交渉が和平に向けた唯一の選択肢であり,入植地の建設停止や1967年国境の遵守を条件として,直接交渉再開に向けて努力するも,結果に結びついていないとの説明があった。
  4. (4)また,玄葉大臣からは,大統領選挙や立法評議会選挙について,我が国としては,選挙支援を検討する用意があると伝えるとともに,今後,ハマス関係者が含まれる内閣が組閣される場合には,暴力放棄,イスラエルの生存権承認,過去の約束の遵守を表明することを望むことを述べた。

2 対パレスチナ支援,「平和と繁栄の回廊」構想

  1. (1)玄葉大臣から,PAの財政状態の改善に資する支援を実施していきたい旨伝達。
  2. (2)また,玄葉大臣から「平和と繁栄の回廊」構想についても,先日の4者事務レベル協議も踏まえ,パレスチナ側の今後の協力を要請。さらに,インドネシアやマレーシアと連携した三角協力や信頼醸成のための人物交流について,意見交換を行った。
  3. (3)パレスチナ側からは,日本は約束した支援を必ず実施する,信頼のできるドナーであり,その支援に大いに感謝している,イスラエルとも友好関係を維持している日本の発言にはいずれの当事者も耳を傾けており,政治的な役割にも感謝しているとの発言があった。

II ジュデ・ヨルダン外相との会談

  1. ジュデ外相から,我が国皇室とヨルダン王室との良好な関係を始めとする良好な二国関係に言及があるとともに,ヨルダンの安定は地域の要であり,現在国王の指示により改革を進めている旨発言があった。
  2. 玄葉大臣から,中東の安定にはヨルダンが安定することが必要であると述べるとともに,ヨルダンの中東和平プロセスへの仲介努力を評価する旨述べた。
  3. ジュデ外相から,中東和平の実現は中東の安定の要であり,ヨルダンは仲介者ではなく,中東和平の当事者であると強調した。
  4. また,ジュデ外相からは,日本の中東和平に対する関与及びヨルダンに対する支援について謝意が表明された。

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