麻生外務大臣

日韓外相会談及び盧武鉉大統領表敬(概要)

平成18年10月

 10月20日、ソウルにて、日韓外相会談(朝食会)及び麻生大臣による盧武鉉大統領表敬が行なわれたところ、その概要は以下のとおり。

1.日韓外相会談(午前8時~9時)

(1)日韓関係

 冒頭、潘長官より、国連事務総長選挙における支援への謝意表明があり、今後、国連において、日本と緊密に協議していきたい旨の発言があった。
 潘長官より、安倍総理訪韓を機に未来志向の日韓関係を希望する、来年の早い時期に麻生大臣の公式訪問を希望する、韓国側が主催する「おまつり」を来年日本で開催したい、次回のEEZ境界画定交渉が実りある協議になることを期待している、といった点に言及があった。
 麻生大臣はこれに概ね同意しつつ、第7回EEZ交渉を早期に行うべきである旨述べると同時に、潘長官の後任の着任後の訪日を提案した。なお、潘長官より、国連事務総長就任前に訪日したいと考えている旨の発言があった。

(2)北朝鮮核問題

 潘長官より、国連安保理決議1718号を誠実に履行しつつも対話の窓を開けておかないといけない、適切な時期に日米韓の六者会合首席代表間で意見交換を行いたい旨の発言があった。麻生大臣より、日米韓の連携の意義を改めて強調すると同時に、プレスの関心を集めている金剛山・開城両プロジェクトについては、韓国の自主性を尊重したい旨述べた。

(3)拉致問題

 麻生大臣より、拉致問題に関し引き続きの協力を求めたところ、潘長官より、今後は国連事務総長として、格別に関心を払って関与していきたい旨の発言があった。

2.盧武鉉大統領表敬(午前9時半~10時半)

(1)日韓関係総論

 冒頭、麻生大臣より、安倍内閣発足後2週間という早いタイミングで安倍総理が訪韓する機会を持てたことは、未来志向の日韓関係構築に大きく資するものであり、両国にとって大変良かった旨述べた。盧武鉉大統領より、種々の問題を乗り越えて未来志向的な関係をつくる努力をしてきた、今後とも努力して行きたく、日本側の努力も求めたい旨述べたのに対し、麻生大臣より、戦後60年の平和国家としての歩みについて述べ、韓国の気持ちを受け止めて相互理解を進めていきたい旨述べた。

(2)北朝鮮問題

 麻生大臣より、金剛山、開城両プロジェクトの取扱いにつき、韓国の事情も理解しており、韓国の自主的判断を尊重したい旨発言。盧武鉉大統領は、韓国は安保理決議を誠実に履行していくとしていた。

(3)排他的経済水域境界画定交渉

 盧武鉉大統領より、双方の努力が必要である旨述べた。これに対し、麻生大臣より、互いの立場はあるが現実的な対応をすべく、外交当局間で議論することが必要と考える旨応答。

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