注19 :

日本は2度の石油ショックの経験から、原油輸入先の多角化を図り、中国やインドネシアからの原油輸入を増やし、1968年には90%前後だった中東地域からの輸入の割合を1987年には67%まで低下させた。しかし、アジア諸国で石油需要が増えた結果、アジアにおける産油国は輸出していた原油を自国での需要に充てた結果、日本への輸出が相対的に減少したなどの理由により、近年日本の中東依存度は再び上昇し、2005年で90.2%となっている(平成18年度「エネルギー白書」)。