*1:ミレニアム・プロジェクト
●アナン国連事務総長の諮問機関として、2002年7月に発足したイニシアティブ。MDGsを達成するための戦略、具体的には優先分野や実現手段、資金供給メカニズムなどに焦点を当てた研究・分析を行った。
●日本は、2004年、同プロジェクトの活動に対しUNDPを通じて50万ドルを支援。
●同プロジェクトの報告書は、2005年1月、国連事務総長へ提出された。同報告書では、冒頭に「10の提言」として10項目の提言を列挙しているのに続き、達成に向けた各国ごとのプロセス(各開発途上国はMDGsに依拠した貧困削減戦略を策定すべきなど)、国際的なシステムに向けた提言(「ファスト・トラック国」の特定、MDGsに依拠した貧困削減戦略の策定、グローバルな人材育成など)、MDGs達成のためのコストと便益(MDGs達成のためODAの増額が必要、援助国は対GNI比0.7%目標を達成すべきなど)、について分析・提言を行っている。