*14:環境分野における政府開発援助

 これまで我が国は、1992年の国連環境開発会議(リオデジャネイロで開催されたいわゆる地球環境サミット)に際し、環境分野における政府開発援助を1992~96年度に9,000億円から1兆円を目途として拡充するとの目標を表明し、この期間に約1兆4,400億円の支援を行った。最近では、例えば、経済成長に伴い環境悪化が著しい中国に対して、第4次円借款「後2年(1999―2000年度)」の対象28案件中16案件を環境案件としており、また日中間で大気汚染対策などで成功例をつくり中国全土に波及させることを目的とする「日中環境開発モデル都市構想」(重慶、貴陽、大連の3都市が対象)を推進している。