開発途上国における経済・社会開発を効率的に進めていくためには「良い統治(グッド・ガバナンス)」の実現が重要な前提の1つであり、2001年度より、一般プロジェクト無償資金協力予算の内枠として「ガバナンス無償」を新設した。本予算は、民主的統治や法の支配等の確立に向け努力している開発途上国に対し、経済・社会開発の前提となる政府の統治・行政能力向上及び民主的な政治・行政制度の構築に資する行政、立法、司法各機関の施設及び資機材を整備するために必要な資金を供与するものであり、他国あるいは国際機関による平和維持活動等への協力を補完することにもつながるものである。