(注3)「政府開発援助に関する中期政策」
1999年8月に我が国が発表した我が国ODAの重点課題、地域別援助のあり方、援助手法等を定めた政策文書。同政策は「基礎教育」を重点課題の一つと位置づけ、以下のような支援を行う旨謳っている。
(1)校舎・資機材のようなハード面での協力とともに、学校運営等の組織・能力強化への支援、カリキュラム・教材開発、教員教育など、教科教育・教育行政両面にわたるソフト面での協力強化を図る。
(2)特に女子の基礎教育支援を重視していく。
(3)開発の主体である住民への啓蒙活動や、協力案件の実施において住民参加を進めるため、青年海外協力隊の活用や民間援助団体(NGO)との積極的な連携を図る。
(4)基礎教育への支援が各地の実情に応じ職業教育の促進や就業能力の向上に結びつくよう努める。