ODA(政府開発援助)
草の根・人間の安全保障無償資金協力って何?
草の根・人間の安全保障無償資金協力って何?
草の根・人間の安全保障無償資金協力って,ながい名称だから,略して草の根無償って言われることもあるんだ。草の根無償はね,開発途上国で生命の危機や厳しい生活状況にさらされている人を守るために日本が行っている支援だにゃん。「ク・サ・ノ・ネ」で覚えてね。

どんな支援をしているの?
小・中学校を建てたり,病院に医療機材を整備したり,井戸を掘ったりと様々な支援をしているだにゃん。他にも,日本で使われなくなった消防車や救急車をリサイクルして使ってもらう支援もあるよ。リサイクルについては,また後で詳しく説明するね!

エルサルバドル:平成28年度「イサルコ市ロス・サペス地区初等学校整備計画」
- (実施前)
- (実施後)
コンゴ民主共和国:平成28年度「マルク区手押しポンプ付井戸建設計画」
- (実施前)
- (実施後)
ケニア:平成27年度「ナイロビ郡における中古消防車再利用計画」
具体的にはどんな国に支援をしているの?
141か国,1地域が対象になっているんだよ。

草の根無償っていつから始まったの?
平成元年に始まったから,草の根無償は平成30年で30年目だったんだよ。平成元年は32か国に対して95件,約3億円の支援をしたんだ。平成28年度には,122か国・1地域に対して,822件,約92億円の支援をしたから,この30年で大きく日本の支援が広がったことがわかるね。

実際には,どんな方法で支援しているの?
草の根無償は,地域に密着した支援をするために,草の根レベルで活動する様々な団体を通じて支援しているよ。例えば,現地で活動するNGO(非政府組織)や国際NGO,地方公共団体,教育機関,医療機関へ支援をしているんだよ。色々なニーズに対してきめ細やかな対応を行っているんだよ。

さっきのリサイクルの話。リサイクルで消防車や救急車を支援することもあるんだけど,詳しく説明するにゃん!日本で使われていた消防車や救急車などを海外の必要とする国・地域で使ってもらうための支援なんだよ。例えば,消防車だと,整備と輸送の費用を支援しているんだよ。

日本の車両が海外でたくさん再利用されているってことが分かるね!日本では「もったいない!」といってモノを大切にする文化があるけれど,そうした文化が海外でも生きてるってことだよね!
