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平成19年度ODA民間モニター報告書の提出について(報告)

平成20年3月

 ODA民間モニター事業は、公募により選ばれた一般の国民の方々に、我が国が海外で行っているODAの現場を視察いただき、その感想や意見を報告・提言していただくものです。

 3月3日、平成19年度のODA民間モニターとして海外に派遣された60名(各国10名×6カ国)を代表して、野畑圭造さん(インドネシア班団長)、柿沼久美子さん(エチオピア班副団長)、中島敏さん(中国班団長)、山口真知子さん(カンボジア班団長)、棚橋志穂さん(カンボジア班副団長(高校生))、津田美樹さん(カメルーン班団長)、太田博之さん(ホンジュラス班団長)が外務省を訪問し、小野寺外務副大臣に報告書を提出しました。

  • (写真)

    (左から小野寺副大臣、山口さん、棚橋さん)

  • (写真)

    (左から太田さん、津田さん、棚橋さん、
    山口さん、小野寺副大臣、野畑さん、
    中島さん、柿沼さん)

 報告書の提出後に行われた懇談では、7名のモニター代表の方々から、「現地の人の誇りを取り戻す役割も果たすODAがあることを知った」、「現地は想像できない生活をしており、衝撃的なものだった」、「実際に参加してみて、百聞は一見に如かずということを実感した」、「現地の人と一緒に生き生きと活動する日本人の姿が印象的だった」といった発言のほか、「我が国に最もふさわしい外交手段はODAであり、より戦略的に使うべき」、「ODAの透明性をより確保すべき」といった意見が出されました。

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 小野寺副大臣からは、「1週間と短くタイトな日程にもかかわらず、しっかりと視察して頂いたことに感謝します」、「ODAも良い面ばかりとは限らないので、厳しい目で見て頂き、引き続き関心を持って頂きたい」、「報告書をしっかり読ませて頂いて、今後の改善に生かしていきたい」などと述べました。

 ODA民間モニター事業は今年度で9年目を迎え、通算704名の方々に28か国、479に上る我が国ODA案件を視察いただきました。平成16年度より開発教育の一層の促進を目的に教員枠を設けていますが、本年度は更に、将来を担う若者が国際社会に目を向けるきっかけにもなるよう、高校生枠を新設し、一般枠、教員枠及び高校生枠あわせて2,363名の方にご応募いただきました。

 ODA民間モニターの派遣の様子は、テレビ番組「世界とともに生きる ODA TODAY」(BS JAPAN 毎週土曜日11:45~11:50)及びODAインターネットテレビ(http://www.apic.or.jp/plaza/odatoday2007/index.html)でご覧いただけます。また、国際協力に関する情報センター「国際協力プラザ」が毎月発行している「国際協力新聞」にもODA民間モニターの報告が掲載されていますので、そちらもご覧下さい。

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