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　10月6日の「国際協力の日」に、平成16年度ODA民間モニター制度で東チモール・中国・カンボジアに派遣された30名を代表して、神代實さん（神奈川在住：東チモール班団長）、高橋壯治さん（岩手県在住：中国班団長）、岡村宏さん（大阪府在住：カンボジア班団長）が外務省を訪れ、逢沢一郎外務副大臣に報告書を提出しました。

　このモニター制度は、一般の方々にご自身の目で海外のODA現場を直接視察していただき、その様子を踏まえたご感想やご意見などを報告・提言していただくというものです。6年目を迎えた今年度は、東チモール、中国、カンボジア、インドネシア、インド、フィリピンの6カ国を対象に、それぞれの国で実施されているODA案件を視察するべく、全国から59名の方が公募で選ばれました。

　本年7月、このうち、第I期として3グループ29名が東チモール、中国、カンボジアを訪問し、今般、モニターの方々の感想や意見をまとめた報告書が完成したため、外務省へ提出することになりました。

　報告書提出後の懇談の中で、モニター代表の方々からは「大使館の援助担当官の真摯な姿勢や現地で相手国の人たちと一緒にがんばっている日本の若者の姿に感動した。日本の援助の哲学をもっと強く世界に発信すべきである。」、「人と人との協力を通じて、日本と相手国との信頼を培うためにODAが果たす役割は大きい。」、また、「ぜひ自分たちの報告書にある意見を今後の協力に反映してほしい。」といった意見や要望が出されました。

　なお、提出された報告書は、外務省のODAホームページでもご覧になれるほか、全国の国際協力プラザ（コーナー）等にて閲覧いただくこともできます。また、下記事務局にお問い合わせいただき、入手することも可能です。

　第II期の報告書は、11月上旬を目途に作成し、改めて提出式が実施される予定です。