ODAとは? 官民連携

平成23年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力を活用した官民連携案件

平成24年12月

 平成23年度に採択した草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下「草の根無償」という。)のうち官民が連携して実施した案件を以下のとおり紹介致します(案件イメージは別添をご覧ください。)。本取組にご関心をお持ちの企業,NGO等の皆さまにおかれては,これらをご参考の上,奮ってご参加頂ければ幸いです。ご不明な点がありましたら,外務省国際協力局開発協力総括課までご照会下さい(電話:03-5501-8373,Eメール:odakanminrenkei@mofa.go.jp)。

  • (1)イラク ガッラーフ職業訓練センター(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     イラク南東部ズィーカール県は同国内で貧しい県の一つであり,若年層の失業率が高く,その背景には多くの若者が就職に必要な知識・技術を有していないという問題がある。本件は,草の根無償により職業訓練施設を建設し,男性にはエンジニア技術,女性には裁縫技術など,各々のニーズに見合う職業訓練を行うものである。これにより若者の雇用促進・所得確保を図り,地域社会の安定化に資する。講師への謝金や訓練機材の調達等については,ガッラーフ油田開発プロジェクトに携わる石油資源開発株式会社(JAPEX)及びペトロナス(マレーシア企業)のCSR活動による支援を得る。
  • (2)エジプト カイロ・上エジプト職業訓練・起業家育成環境整備計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     2011年2月の政変以降,エジプト経済は依然として停滞し,全国的に失業者数は増加している。特に知識や技術を持たない貧困層の若者が就職あるいは起業することは困難な状況である。このため,都市部(カイロ県)と地方部(上エジプト地域)双方の若年失業者を対象に家電修繕コースなど計6コースの職業訓練を実施する。さらに,訓練終了後,起業方法などを教えるビジネス・スキル講座を実施する。講座修了後,志望する若者に対し,起業を支援するため小規模融資を実施する。小規模融資の原資については,日産エジプト・モーター株式会社がCSR活動の一環として被供与団体に対し供与した資金を活用する。
  • (3)ガーナ ドミナセ地域保健施設建設計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     ガーナ国ドミナセ地域保健区域には医療施設が存在せず,住民は適切な保健・医療サービスを受けることができない。妊産婦も健康診断等を受けることができず,不衛生な環境での自宅出産を強いられるため死に至るケースも少なくない。本件は草の根無償により,地域保健施設とそれに併設する保健師用の住居等を建設するものである。これにより同区域内の住民の保健・医療サービスに対するアクセスが向上する。地域保健施設で使用する医療機材については,株式会社ロッテのCSR活動による支援を得る。
  • (4)コートジボワール ヨプゴン・アチエ総合病院産婦人科棟改修計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     コートジボワール国アビジャン市内のヨプゴン地区は比較的多くの人口を抱えており,ヨプゴン・アチエ総合病院はその地区の中核的な医療施設となっている。同病院は,産婦人科棟の老朽化による雨漏りや停電,医療機材やベッドの損傷・不足といった問題を抱えており,診療に支障を来している。本件はこのような状況の改善を図るため,草の根無償により,産婦人科棟の改修や医療機材の整備を実施するものである。本件は三菱商事株式会社のCSR活動により,分娩室の改修と機材整備については支援を得る。
  • (5)南アフリカ ヴィットバンク市エマラレニ地区水・衛生向上計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     鉱山大国である南アフリカでは近年,鉱山廃水による環境汚染が深刻な問題となっている。気候変動による水位上昇も相まって廃水が生活圏にも流れ込むようになり,ヴィットバンク市のブルッグスプリット下水処理場の貯水池の一部が汚染され,現在の設備では飲料水化することができない状態にある。本件は,鉱山廃水に含まれる有害物質を着実に除去することができる逆浸透膜を,草の根無償により同下水処理場に整備するものである。これにより地域住民約43万人に安全な飲料水を提供することができるようになる。丸紅株式会社及び東レ株式会社によるCSR活動により,機材の運送費や管理技術の移転について支援を得る。
  • (6)コロンビア 環境教育のための太陽光発電設備整備計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     コロンビア国のマロカ科学技術館は同国を代表する科学技術に関する複合施設であり,近年は大手企業の支援により貧困層の児童が多く来場している。本件は,草の根無償により同館内にパナソニック株式会社製の太陽光発電パネルを設置するものであり,これにより施設の創エネ・省エネに資するとともに,児童がソーラー発電の仕組みや再生可能エネルギーの重要性を学ぶことができる。同国における将来の技術者に対し日本の優れたエネルギー技術をアピールでき,長期的には同国における電力インフラ改善等の波及効果も期待できる。パナソニック株式会社からはCSR活動として機材供与後のメンテナンスを含め技術的な相談などについて支援を得る。
  • (7)ボリビア ポソ・カバド村灌漑施設整備計画(別添(PDF)別ウィンドウで開く
     ボリビア国ポトシ県のポソ・カバド村では灌漑施設が整備されていないため,主産業である畜産業の生産効率が悪く,村民は慢性的な貧困状態に喘いでいる。本件は草の根無償により同村に灌漑施設を整備し,栄養価の高い牧草栽培を可能にするものである。これにより村民の収入向上・生活改善につながり,地域の持続的な発展が図られる。本件は同地域で鉱山開発を行っているミネラ・サンクリストバル社(住友商事株式会社の関連会社)による調査を通じて形成された案件であり,同社は灌漑施設整備後も,村民に対し牧草の種子の提供や,牧草栽培の研修を行う等,コミュニティーへの貢献活動を行う。

Get Adobe Reader(別ウィンドウで開く) Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る