極めて高い/高い/一部課題がある/低い東ティモール国立大学工学部での授業風景ODA評価 年次報告書202210 検証項目1:日本の対東ティモール国別開発協力方針策定プロセスの適切性日本の対東ティモールODA政策は、おおむね適切なプロセスを経て策定された。 検証項目2:日本の対東ティモールODA実施プロセスの適切性日本の対東ティモールODAの実施プロセスは、基本的な実施体制の整備・運営と、ニーズ把握、日本の対東ティモール支援重点分野にもとづく個別案件の実施、モニタリング・評価、広報が適切に行われていた。 検証項目3:日本の対東ティモールODAの実施における協調・連携開発他アクターとの協調・連携が適切に行われていた。(評価結果:高い)*(注)レーティング:● 外交の視点からの評価(1) 外交的な重要性日本の対東ティモールODAは、自由で開かれたインド太平洋 (FOIP)、質の高いインフラ、人間の安全保障に貢(2) 結果の有効性 検証項目1:重点分野における日本の支援実績 (インプット)日本の対東ティモール支援は、支援金額の観点から大きな貢献をしている。 検証項目2:開発課題ごとの日本のODA実績と貢献(アウトプット)各開発課題は実現途上にありアウトプットが一部目に見える形で実現しつつある一方で、事業レベルでは費用超過や期限延長を行っており、効率性・持続性に一部課題が残る。 検証項目3:重点分野に対する効果(アウトカム、インパクト)各開発課題に対する取り組みを通じ、経済社会基盤(インフラ)の整備・改善、産業の多様化の促進、社会サービスの普及・拡充について一部効果が発現している。(評価結果:高い)(3) プロセスの適切性献しうる。さらに、日本の資源安全保障外交のツールとしてODAは引き続き実施する意義がある。過去の二国間の首脳会議・閣僚会議において、日本のODAに対する感謝の意が東ティモール側から示されており、両国の友好関係促進にとって重要な役割を果たしうる。(2) 外交的な波及効果東ティモール政府の国際社会における日本の立場の支持、日本の東ティモールにおける可視化、友好関係の促進には一定程度の効果をもたらした一方、両国の経済関係強化や民間企業の進出については一部課題が残る。評価結果に基づく提言(1)「質の高い」ODA供与による、東ティモール経済の離陸支援(2)LDC卒業を見据えた環境インフラへの支援拡充(3)外国人技能実習制度と連携した、職業人・産業人(4)「投資先として選ばれる国」づくりのための環境(5)「強靭なインフラ」づくりのため、インフラセク(6)東ティモールの統治能力を強化するために日本のの育成整備と観光資源の推進ター全体を俯瞰した政策的貢献ODAの戦略的拡大
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