広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/特別号No.44/2009年2月18日発行

 ODAメールマガジン特別号No.44は、「ODA広報テレビ『地球サポーター』知花くららさんからのカンボジア取材の報告」をお届けします。

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ODA広報テレビ「地球サポーター」
知花くららさんからのカンボジア取材の報告

現在、カンボジア編が放送されています。詳しい番組内容や放送時間は、番組ホームページからご覧いただけます。
 http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-s/

BSジャパンでも3月14日(土曜日)と15日(日曜日)15時55分~16時55分に平成20年度に取材した6か国について、各国が抱える問題とそれに取り組む日本の援助をテーマ別に分けて2週にわたり紹介することになりました。お見逃しなく。

知花くららさんに、取材国カンボジアで印象に残ったことを伺いました。

 私にとってカンボジアは初めて訪れる国でした。首都のプノンペンは車やバイクに溢れ、高層ビルが建設され、活気に満ちているように感じました。しかし、カンボジア2日目に「トゥール・スレン博物館」を取材し、その暗い歴史の傷跡を目の当たりにすることで、カンボジアへの印象は一変しました。そこは元々ポルポト時代の強制収容所として使われていた所です。一歩そこに足を踏み入れると、虐殺で命を落としてしまった人々の写真や、死体が遺棄されている生々しい写真がずらっと並べられていて、言葉がみつからないって、このことなんだなと思うほど、ショックを受けました。でもこの出来事は、遠い昔のことではありません。まだ、その傷跡がこの国には残っています。知らないということがとても恐ろしいということを改めて感じました。

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 トゥール・スレン博物館の後、取材したのは裁判官の養成学校です。ポルポト時代に『知識人は反乱分子になる可能性が高い』という理解しがたい理由から教師や裁判官の人々が、徹底的に弾圧、虐殺されたため、現在もそうした人材が不足しているのだそうです。この養成学校で、裁判官の教官を育成するために活動しているJICA専門家の建元亮太さんに会いました。建元さんは、裁判官を育てていく教官を一人でも多く生み出し、彼らを通じて知識や経験を浸透させていきたいという希望を持っていました。国の秩序の維持には欠かせない裁判官を育成する事は、カンボジアの将来のため絶対に必要な事だと強く感じました。

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裁判官・検察官養成校民事教育改善プロジェクト

 カンボジアでは法曹人材の不足が大きな問題となっていたため、王立裁判官検察官養成校が設立されたが、講義のカリキュラムや教材が不十分でした。日本は教官の育成や、教材作りなどの取り組みを行っています。

 同じく人材が不足しているという医療の現場を取材しました。1997年に日本の援助で建設された国立母子保健センターです。カンボジアでは医師や助産師の立ち会いなしで出産を行う女性が、何と全体の6割なんだそうです。それが原因で多くのお母さんが命を落としている現実があるといいます。国立母子保健センターを取材中、2時間前に出産を終えたばかりだというお母さんに出会いました。幸せに満ちたお母さんの表情がとても印象的でした。そして赤ちゃん!お母さんにお許しをもらい、抱かせていただきました! とても小さくてかわいくて、私まで幸せな気持ちになりました。このセンターでは地方の人材育成にも取り組んでいて、研修を積極的に行っているのだそうです。お母さんと赤ちゃんが無事に出産を行えるよう、もっともっと環境を整えていってほしいです。

国立母子保健センター建設計画  地域における母子保健サービス向上プロジェクト

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 カンボジアでは医師や看護師、助産師が不足し大きな問題となっていたため、日本の援助で国立母子保健センターを建設。またこのセンターを拠点に、地方の人材育成を行っており、日本はその研修のサポートも行っています。

 日本の援助で建設された中学校を訪ねた時、首都のプノンペンからフェリーでわずか30分の距離なのに、その違いに驚きました。都市化が進むプノンペンとは違って、そこは、開発から取り残され、昔ながらの素朴な生活を営むカンボジアの村でした。
 中学校で出会ったトーン君のお宅を訪ねました。漁業を営むトーン君の家庭は、決して裕福ではありません。でもお父さんは「子供達に残してあげられるものは何もないけど、教育だけは受けさせてあげたい」と話していました。中学校が新しくなり、勉強する環境が整った事を、お父さんは本当に喜んでいたのです。子供達が笑顔で学校に通い勉強できる事はとても幸せな事なんだなと改めて思いました。

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カンダール州ロビアン地区コッリャ中学校建設計画

 開発から取り残された地域では学校の整備が遅れています。カンダール州のロビアン地区でも小学校を間借りして中学校の授業が行われていました。昨年、日本の援助で中学校の校舎が建設されました。

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 今回の取材を通じて、カンボジアが抱える問題の多くが、20年以上にわたる内戦、そしてポルポト時代の傷跡が原因となっている事を感じました。そして、その最も大きな課題が「人材不足」。 カンボジアの未来を担う人材、それは子どもたちだと思います。「未来のカンボジアは自分たちが支えていくんだ!」という意気込みで、若い人たちががんばってほしいなと願っています。

 知花くらら



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