広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2006年5月10日発行 第90号

 ODAメールマガジン第90号は、ラオスから「ラオス人に学ぶ」「キッズ・スマイル ~子どものための保健サービス強化プロジェクト~」をお届けします。


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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


ラオス人に学ぶ
原稿執筆:在ラオス日本大使館 中村 建 二等書記官

 2005年、ラオスは革命による建国の30周年を迎えました。
 1975年の社会主義政権樹立まで、ラオスはフランスによる植民地の歴史と内戦を経験しています。
 現在、ラオスの国造りのため、各分野において活躍するラオス人の多くは、正にこの内戦時代を生き延びてきた人たちです。

ラオスの独立を記念して建設された凱旋門 市場の風景
ラオスの独立を記念して
建設された凱旋門
市場の風景

 しかし、ラオスで生活し、仕事をしていても、ラオス人たちの間に、このようなつらい歴史を感じることはありません。
 ラオス人たちは、いつも明るく私たちを迎えてくれます。
 物質的にははるかに豊かな日本人よりも、ずっと幸せそうに見えます。何故でしょうか?

ラオスの将来を担う子ども達(授業風景)
ラオスの将来を担う子ども達
(授業風景)

 ラオスには、日本人が忘れた家族の絆や相互扶助といった伝統的な価値観が活き活きと根付いています。ゆったりとした時間の流れの中で生き、いつも笑顔を絶やさないラオス人たちと接するとき、私たちは癒されているんだと感じます。
 人と人との繋がりを何よりも大事にし、いつも心の余裕を持っていること。ラオス人たちには、このことを学ばされます。

日本の支援で2001年に完成したセタティラート病院
日本の支援で
2001年に完成したセタティラート病院

 我が国は、ラオスに対して一貫して支援を続けており、1991年以降、対ラオスの二国間援助においてトップドナーとなっています。
 しかし大切なことは、このようなラオスの持つ伝統的な価値観を損なうことなく、ラオスの実情にあった発展に向けた努力を支援することです。
 伝統的な価値観と発展を両立させること。
 これはラオス人だけでなく、日本人自身にとっても重要な視点です。
 この意味で、ラオスの将来は、日本の将来にとっても大きな示唆を与えてくれるものと思います。



キッズ・スマイル 
~子どものための保健サービス強化プロジェクト~ 原稿執筆:在ラオスJICA事務所 衣斐 友美 所員

 ラオスでは、5歳になるまでに約10人に1人の子どもが死んでしまいます。
 保健医療分野で多くの課題を抱えるラオスでは、様々な国や援助機関が支援を行っています。
 日本は、こうした援助の調整会議で議長を務め、リーダー役を担っています。

 そんなラオスで、注目を集めているプロジェクトがあります。
 その名も、「キッズ・スマイル」。
 子どもたちのために、よりよい保健サービスを提供することができるように、2つのモデル県を対象に協力しています。

 大きな特徴は、日本人専門家が大まかな方針を示しながらも、活動内容はラオス側が主体的に決定するという基本姿勢です。
 援助する側が押し付けた活動ではプロジェクト終了後に根付かず、子どもたちの健康を将来にわたって守っていくことはできません。
 そこで、プロジェクトの活動がラオス側自身の活動として根付き、継続的に保健サービスを改善していけることを目指して、じっくりと支援を行っているのです。

活動方針を検討中
活動方針を検討中

 キッズ・スマイルでは色々な活動を行っていますが、その一つに、地方病院スタッフによる保健サービス改善運動があります。
 各病院が保健サービス改善のために最低限達成すべき10か条を設定し、各条ごとに病院スタッフ自らが毎年目標を決めます。
 そして、その達成状況を自分たちで点検することによって、自主的なサービス改善活動を根付かせることを目指しています。
 10か条の一つ、「患者さんを温かく迎える」ために、患者さんに丁寧に話すようにしたり、名札を着用して責任感を持つようにしたりと、小さなことからこつこつと取組む姿が見られています。

活動内容を確認する保健スタッフ 病院での診療方法をチェック
活動内容を確認する保健スタッフ 病院での診療方法をチェック

 乳児検診や予防接種、栄養指導のためにも病院を活用してもらおうと、「病院へ行こう」キャンペーンも行っています。
 病院へ行こうソングや、キャンペーン・キャラクター、「スマイルマン」が検診の大切さを訴える寸劇は、子どもや親たちの人気と関心を集めています。

スマイルマンからのクイズに答える子ども キャンペーンイベントでの乳児検診
スマイルマンからの
クイズに答える子ども
キャンペーンイベントでの
乳児検診

 こうした活動を通じて、ラオス人保健スタッフが、自ら保健医療サービスを改善していく力をつけるため協力は続いています。
 そして、近い将来、この小児保健サービスを改善する取り組みがラオス全国で活用され、子どもたちの笑顔「キッズ・スマイル」が広がることが期待されています。

子どもたちの笑顔が広がりますように
子どもたちの笑顔が広がりますように


ODA広報テレビ番組「関口知宏の地球サポーター」では、4月・5月はラオス編を放映しています。
番組の概要はテレビ東京の番組ホームページからどうぞ。
(http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-s/)


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