広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2014年5月14日発行 第276号

ODAメールマガジン第276号は,ミャンマー連邦共和国からの「対ミャンマー経済協力-改革の「果実」を実感してもらうために-」「東南アジア競技大会:日本人コーチの指導でミャンマー人選手が金メダル12個獲得」をお届けします。

ミャンマー連邦共和国

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「対ミャンマー経済協力-改革の「果実」を実感してもらうために-」原稿執筆:在ミャンマー日本国大使館 徳永文恵 三等書記官

2011年3月の民政移管後,テイン・セイン大統領は,政治・経済の様々な分野における改革を進めています。日本政府は,ミャンマーの改革プロセスを後押しすべく,積極的な支援策を表明しています。

2013年には,1月に麻生副総理兼財務大臣がミャンマーを訪問,5月には安倍総理大臣が日本の総理として36年ぶりに公式訪問し,総額910億円の経済協力を表明しました。また,8月には太田国土交通大臣,茂木経済産業大臣,2014年1月には新藤総務大臣が訪問し,各分野での協力強化を表明しています。 テイン・セイン大統領の2013年12月の訪日時には,新たに632億円の円借款供与が発表され,更に,2014年3月の岸田外務大臣の来訪時には,910億円の支援の達成を確認するとともに,新たに247億円の新規円借款について支援表明を行いました。 在ミャンマー大使館としては,こうした矢継ぎ早な支援表明を着実に実施し,改革の「果実」をミャンマー国民が日々の生活で実感できるよう,精力的に取り組んでいます。

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テイン・セイン大統領訪日
(2013年12月)
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岸田外務大臣のミャンマー訪問
(2014年3月)

日本の民間からも,アジアの「ラスト・フロンティア」としてミャンマーに高い関心が寄せられています。日本政府としても,日本企業の動きを積極的にサポートすべく,2013年3月に日ミャンマー共同イニシアティブを立ち上げ,民間企業が抱える諸課題を汲み取って投資環境の整備につなげるべく,官民連携の協力を進めています。 また,2013年12月に署名された投資協定も,今後の投資拡大に繋がることが期待されます。更に,日本企業進出の受け皿として,ミャンマー初の経済特区となるティラワ工業団地(2015年開業予定)の整備も官民挙げて進めており,2013年11月には異例の早さで起工式典を執り行いました。

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ティラワ工業団地起工式
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起工式典でスピーチする磯崎経済産業政務官

めざましい発展に注目が集まるミャンマーですが,都市から離れた場所や少数民族が多く居住する地域では,基礎インフラ・社会サービスの整備が滞っており,人々の生活にとって重要な分野にも多くの課題があります。日本政府は,草の根・人間の安全保障無償資金協力を活用し,直接人々の生活向上に寄与するための学校,病院,ため池や農村道路建設等に重点を置き,2013年度は53件(6.8億円,内32件は少数民族が主に対象)の案件を実施しました。 地方政府や地元住人からは,「多くの国が視察に来るが,実際に学校を建ててくれたのは日本だけであり,日本は本当の友人だと思う。ありがとう。」との感謝が述べられています。これらの案件の引渡式は,毎回国営紙や民間新聞に大きく紹介されており,日本の支援をミャンマー国民に知ってもらうためにも役立っています。

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「チェーズーティンバーデー(ありがとうございます)」と日本・ミャンマー両国の国旗を振る児童たち
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シャン州の村間橋梁引渡式典にて,民族衣装で来賓を歓迎する女性たち
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小学校の引渡式典に民族衣装で参加する先生と生徒たち
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カレン州の小学校引渡式典に民族衣装で集まる村人たち

今年は日・ミャンマー外交関係樹立60周年にあたります。日本の経済協力のみならず様々な文化・外交行事も通じて,多くのミャンマーの人々に日本に関心を持ってもらい,両国の関係を深められるように,人と人のつながりを大切にしながら,支援を実施していく予定です。



「東南アジア競技大会:日本人コーチの指導でミャンマー人選手が金メダル12個獲得」原稿執筆:JICAミャンマー事務所 本田哲也 企画調整員

2013年12月から翌年1月にかけて,東南アジアのオリンピック・パラリンピックともよばれる第27回東南アジア競技大会(SEA Games: South East Asian Games)と第7回アセアンパラゲーム(APG: ASEAN Para Games)が,首都ネーピードーで開催されました。2011年の民政移管後,ミャンマーが主催する初の国際的なイベントであり,ミャンマー政府はホスト国としてSEA Gamesの成功とミャンマー人選手のメダル獲得に大きな期待をかけていました。そのような中,日本から2人のJICAシニア海外ボランティアが派遣され,ミャンマー人選手の活躍をサポートしました。

柿沼豊さん(千葉県出身)は,ミャンマー柔道連盟からの要請で柔道「形」競技部門(投げの形および柔の形)の指導を行いました。柿沼コーチは,自らの策定した「形チーム週間トレーニングプログラム」に沿って「投げの形」選手2人(男子ペア)と「柔の形」選手2人(女子ペア)の計4人の代表選手に対し指導を行いました。また実践的な指導以外にも,教材を使った指導や,柔道や武道の歴史などに触れる活動を,選手だけでなく,柔道連盟の事務局スタッフにも行い,柔道への理解を深めてもらいました。言葉の壁を乗り越えて,同じ目標へ向かう強いチームワークと信頼関係を築くことで効果的なトレーニングを行い,ミャンマー柔道史上初の「形」部門での銅メダルを,指導した両ペアが獲得しました。また,同選手2名はミャンマー柔道連盟より初段への昇段が認定されました。

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柿沼コーチと代表選手
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ミャンマー柔道史上初めて、全員が「形」部門で銅メダルを獲得!

酒井正人さん(大阪府出身)は,ミャンマー・パラリンピック連盟に配属されて水泳の指導に当たりました。プールには浄化装置がなく,衛生状況を保つために,投薬し,1週間ごとにメインプールと水球用プールを交代で使用するという困難な環境の中,20名の競泳選手に指導を行いました。言葉の壁を乗り越えるべく,酒井コーチと一部選手が理解できる共通言語として中国語を使うなどの工夫をしながら的確な指導を行いました。酒井コーチは,終盤では,指導に使うミャンマー語は完全を使いこなすほど,選手とのコミュニケーションを重視していました。酒井コーチの指導した選手は見事に結果を出し,金メダル12個,銀メダル6個,銅メダル5個の計23個のメダルを獲得するという快挙を成し遂げました。

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酒井コーチの指導の様子
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表彰式を終えた選手たち

ミャンマーは今大会で金メダル86,銀メダル62,銅メダル85の計233個のメダルを獲得し,ASEAN第2位の輝かしい成績をあげ,ミャンマー国民は選手の活躍に大いに盛り上がりました。今大会で獲得した多数のメダルの陰には,上記2名のJICAシニアボランティアを含む日本人による献身的な努力が報われたといえます。

2015年にシンガポールで開催される次回のSEA GamesとAPG。引き続き,ミャンマー選手の活躍とJICAシニアボランティアの貢献が期待されます。



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