広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2014年3月12日発行 第273号

ODAメールマガジン第272号は,ウガンダ共和国からの「ウガンダと日本の架け橋「ナイル橋」」「ウガンダで野球を教える」「ウガンダの地で,ゾウと共に生きる・・・」をお届けします。

ウガンダ共和国

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「ウガンダと日本の架け橋「ナイル橋」」原稿執筆:在ウガンダ日本国大使館 河本 和美 経済協力調整員

ウガンダはケニア,南スーダン,コンゴ民主共和国,ルワンダ及びタンザニアに国境を接する内陸国です。内陸国で「海がない」ということは,どういうことを意味するのでしょうか?ウガンダは輸送の90%以上を道路に頼っており,そのうち95%以上がケニアのモンバサ港からやってきます。つまり,道路輸送がウガンダ経済の動脈なのです。

ナイル川にかかるジンジャ県の橋は,1954年に建設されてから60年経過したため,あちこちで損傷が見られます。そのためこの橋を通る車は時速20キロメートル以下で走らなくてはいけません。また,片道1車線しかないため,交通渋滞の原因にもなっています。

「もし明日,この橋が崩壊したら・・・ウガンダの動脈は止まってしまう。」こうした心配の声がウガンダ政府や人々の間で聞かれるようになりました。そこで,我が国は新たなナイル橋を建設することを決定しました。新ナイル橋は全長525メートルの美しい斜張橋で,片道2車線ずつ通行できます。この橋が完成すれば,物資がスムーズにケニアからカンパラへ,またカンパラから南スーダン,コンゴ民主共和国やルワンダへ運ばれるようになり,ウガンダや地域の経済発展に貢献します。

2012年6月には,秋篠宮同妃両殿下が日・ウガンダ外交関係樹立50周年を記念して当地を訪れ,新ナイル橋の建設予定現場で定礎式を執り行いました。また,本年1月には,ムセベニ大統領や田中JICA理事長が出席して,起工式が盛大に執り行われました。工事は,日本企業により行われます。

将来にわたり,この新ナイル橋が我が国とウガンダの友好関係のシンボルとなり,両国の架け橋となることが期待されています。

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「ウガンダで野球を教える」原稿執筆:JICAボランティア 田中 勝久 さん

青年海外協力隊の野球隊員としてウガンダに赴任し,2年8か月が過ぎようとしています。私はウガンダ野球・ソフトボール協会に所属し,ナショナルチームのトレーニングや野球の普及活動,クラブチームの指導を行っています。

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コンゴ民主共和国からの難民たちへの野球普及活動

現在は,野球場(外務省草の根文化無償資金協力で建設)で普通に練習を行うことができますが,赴任時には想像もできないことでした。赴任当初,野球・ソフトボール協会の活動は停滞しており,野球道具もほとんどない状況でした。しかし,JICAが行う日本国民からの寄附プログラムを通じた野球道具等ハード面の協力,そして歴代の野球隊員が残していった豊富な人材が大きな助けとなりました。たちまち周囲の協力によって野球・ソフトボール協会は再び活発に動き始め,練習を行える環境が少しずつ整っていきました。活性化するにつれ,クリケット場やサッカー場を使用しての練習には限界を感じ,協会幹部と協力し,日本外務省にウガンダ初の野球専用球場の建設支援を申請し,多くの協力を得て2014年1月に完工し,現在に至ります。

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野球場引渡し式の様子(2014年1月25日 テープカット)

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野球場引渡し式の様子(始球式)

この間,ウガンダリトルリーグ(12歳以下)は2年連続で世界大会に進出し(2012年はアメリカに勝利),さらに日本では初のウガンダ出身プロ野球選手が誕生しました(ワフラ・ポール選手,兵庫ブルーサンダース所属)。これらは世界的なニュースにもなり,ウガンダの野球関係者や多くの子供たちに夢を与え,学校にいけない子供や具体的な夢が持てない環境にある子供たちにも希望を与えています。

今現在,私たち野球・ソフトボール協会は,2020年東京オリンピックに野球がカムバックすることを信じ,「東京へ行こう」を合言葉に団結し活動しております。今回,草の根文化無償資金協力で建設された野球場で練習した選手たちが,日本で大活躍してくれることを信じ,残りの任期4か月,全力で指導にあたりたいと思っております。また本年も2名の選手を日本へ派遣しますので,ご声援どうぞよろしくお願い致します。

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練習風景(ミーティング)


「ウガンダの地で,ゾウと共に生きる・・・」原稿執筆:JICA短期ボランティア 高橋 文彦 さん

現在,私はJICAボランティアとして, ウガンダ野生生物教育センター(Uganda Wildlife Education Centre,以下UWEC)で活動しています。UWECは,ウガンダ唯一の動物園でもあり,広大な敷地にウガンダやアフリカに生息している動物を保護し,49種208点を飼育しています(2013年6月30日時点)。

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動物園の入園ゲートにあるウガンダキリンのモニュメント

その動物園に2011年6月に野生のゾウが保護されて来ることになりました。名前はチャールズといい,現在2歳9か月の雄です。チャールズは,2011年5月,国内の国立公園で,象牙の密猟者に母親を殺され,湖で溺れている所を漁師から救出されました。チャールズを保護したものの,それまでUWECでは象の飼育を行ったことがありませんでした。そこで,ゾウ飼育の知識・経験のあるJICAボランティアが必要になり,私が派遣されることになり,UWECで現地の飼育スタッフと共にチャールズの飼育管理やトレーニングに携わる事になりました。

(写真)
チャールズとUWECのゾウのキーパー

先ず,飼育環境やエサの内容の改善を行いました。また,野生ゾウは3歳まで授乳しているのですが,人間用の高価な粉ミルクを授乳していたので2歳になるのと同時に離乳を行いました。次に,健康管理を目的としたトレーニングを開始しました。初期的な内容から,ゾウでは多い蹄の病気の対策として,足のケアのトレーニングを行いました。現在はUWECスタッフのみで蹄のケアを行う等,スタッフの飼育技術も進歩しました。また,健康状態を外見的だけではなく,科学的にも判断できるように採血のトレーニングも行っており,経過は順調です。

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最終日の授乳の様子

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キーパーと共に削蹄を行っている様子

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獣医による採血の様子

現在,アフリカ全土では,象牙やブッシュミートと呼ばれる食肉,毛皮,ペットなどのための需要に応える為に野生動物の密猟が横行していて,種の絶滅が危惧されています。その防止対策として,UWECでは野生動物に興味を抱いてもらい,自然保護に繋がる教育普及が必要と考え,スタッフと共に奮闘している日々です。このような現実を日本にも伝えたいと考えています。

(写真)
来園者との触れ合い活動


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