広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2014年1月8日発行 第268号

ODAメールマガジン第268号は,インドネシア共和国からの「多様性の中の統一 インドネシア」「MPAマスタープランとジャカルタ都市高速鉄道の起工」をお届けします。

インドネシア共和国

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「多様性の中の統一 インドネシア」原稿執筆:在インドネシア日本国大使館 横山 大樹 三等書記官

【多様性の中の統一 インドネシア】
2億4千万人の人口,18,000の島々からなる東南アジアの大国。国土の東西の距離はアメリカの東海岸と西海岸の距離とほぼ同様と言われるほど,広大な地域に島々があります。国民はジャワ人,スンダ人,バタック人等様々な民族から成り立っており,宗教もイスラム教のほか,キリスト教,ヒンドゥー教,仏教というように様々な宗教が信仰されています。このような多様性を有する土地で,「インドネシア共和国」としてひとつにまとまっている国がインドネシアなのです。

【日インドネシア関係55周年】
1958年に,日本とインドネシアが国交を樹立し,2013年には国交樹立55周年を迎えます。現在にいたるまで良好な二国間関係を築いてきています。インドネシア人の対日感情は良好で,日本のポップカルチャーもインドネシアでは特に若い人たちに人気です。日本のアニメ,テレビドラマ,音楽等が幅広く受け入れられています。また,商品の広告で日本語が使われることがあり,街中でよく日本語を見かけます。知り合いのインドネシア人によれば,日本語を見かければ,意味は分からずとも高品質・高性能を連想するためのようです。また2013年には,大相撲ジャカルタ巡業,文楽,能,といった日本の様々な伝統文化をインドネシアで紹介し,インドネシアの人たちに日本の伝統文化を実際に見てもらい,楽しんでもらいました。

【火山国・島国インドネシア】
火山国としてのインドネシアでは,日本と同様に地震,また津波の被害を経験している国でもあります。裏返せば,インドネシア全国各地には温泉があり,インドネシア人も温泉に入り,体を癒すということをしています。島国として,水産物は豊富であり(エビ等水産物を日本に輸出している),海岸沿いの町や港町では,海産物が豊富で,マグロが獲れる漁港では,マグロを生で食べることもあるようです。

【幅広い二国間協力】
日本はインドネシアの経済協力パートナーとして,長年インドネシアと関わっています。現在では,インドネシアの各地にて,小学校の校舎改修,水道整備等を行う草の根無償資金協力から,技術協力,有償資金協力,また官民連携が重要となるジャカルタ首都圏投資促進特別地域マスタープランなど,様々な面で日本とインドネシアは協力関係を築いています。また,現下では最重要課題となっている日本の中小企業支援についても,インドネシアが巨大な内需市場であることも鑑み,積極的に展開を図ろうと努力しているところです。

(写真)
スマトラ島の西に位置するニアス島にて

(写真)
首都ジャカルタ中心部にある独立記念塔


「MPAマスタープランとジャカルタ都市高速鉄道の起工」原稿執筆:在インドネシア日本国大使館 長坂 泰宏 一等書記官

ジャカルタ首都圏投資促進特別地域(MPA: Metropolitan Priority Area for Investment and Industry in JABODETABEK Area)マスタープランは,日本とインドネシアが両国の戦略的パートナーシップに基づき,インドネシアの更なる経済成長の達成とアジアの成長を享受する日本の取組のために一体となって協力するための指針であり,両国の互恵関係を一層高めるもので,2020年までの完工を目指す45件の優先事業が定められており,我が国としては,インフラのパッケージ輸出を図っているところです。

具体的には,首都圏の中心であるジャカルタにおける現在の交通渋滞の悪化を抑えるための公共交通システムの改善,電力強化と安定,洪水リスクに対する耐性強化等,目に見える成果を目指すものとなっています。なお,この観点から,ジャカルタ・スラバヤ間の高速鉄道(新幹線)計画の一環として,ジャカルタ・バンドン間に関し,2014年1月からJICAがF/S調査を行うことになっており,更にバンドンからの延伸も検討することになっています。試算では2020年までに約410兆ルピア(約3.4兆円)規模の資金が必要となるとされており,我が国は個別の事業に関するインドネシア政府からの要請に応じて積極的に協力を検討する意図を表明しています。またMPA案件の約半分がPPP事業と想定されていますが,民間投資の促進のため,企業の収益性,官と民のリスク分担を考慮して案件形成を行うJICAMPAサポートファシリティーについても,12月のMPA運営委員会において大筋合意となりました。

このマスタープランの象徴的事業となるものとして5件のMPAフラッグシップ・プロジェクトがありますが,その1つがジャカルタ都市高速鉄道(MRT: Mass Rapid Transit)建設です。

ジャカルタ首都圏の人口は約2,800万人(2010年)ですが,ジャカルタ首都圏には地下鉄は1本も整備されておらず,交通の98%程度は道路交通に依存しています。年々渋滞が深刻化しており,自動車から道路交通を使用しないモーダルシフトは差し迫った問題となっています。

この問題に対応するため,ジャカルタ北部の港に近い旧都心コタ地区部と南部の都市間バスターミナルであるレバック・ブルスとの間を目抜き通りであるタムリン通り及びスディルマン通りを経て結ぶMRT南北線が日本タイドの円借款事業として整備されることとなっています。2013年10月には,ジャカルタ中心部のホテル・インドネシア交差点からレバック・ブルスまでの約15.7キロメートル(13駅)を結ぶ第1期区間の起工式が行われ,2018年の開業を目指して建設が始まりました。

(写真)
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2013年10月10日に行われた起工式の模様


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