広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2013年11月13日発行 第264号

ODAメールマガジン第264号は,ベトナム社会主義共和国からの「日本とベトナム,友好の年」「列車が紡ぐ日本とベトナムの「絆」」をお届けします。

ベトナム社会主義共和国

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「日本とベトナム,友好の年」原稿執筆:在ベトナム日本国大使館 木田 泰光 二等書記官

今年2013年,日本とベトナムは,両国の間で外交関係が樹立されてからちょうど40年を迎えました。この記念すべき「日越友好年」の最初に,安倍晋三総理大臣は,最初の外国訪問先としてベトナムを訪問しました。この訪問を皮切りに,日本でもベトナムでも,「日越友好年」を記念した多くの行事が開催され,両国は大変に盛り上がっています。

(写真)
安倍総理のベトナム訪問
(写真提供:内閣広報室)

また本年は,日本がベトナムへの本格的なODAを再開してから20年目の年です。この間に日本は,ベトナムに対するトップドナーとして総額約2兆円を超える支援を行ってきました。道路,橋,空港などの社会インフラの整備には,至る場面で日本企業の高い技術が貢献し,その質の高さはベトナム国民に広く知られています。昨年からは,日本の中小企業の海外展開支援にODAを活用し,その優れた製品や技術を活用することで,途上国の開発と日本経済の活性化の両立を図ろうとしています。ベトナムでも,本年度は中小企業による11の案件が採択されており,順次案件化調査が実施される予定です。

発展著しいベトナムですが,一方で,地方にはまだまだ貧しい地域も多く,農村での教育,医療保健,灌漑など,住民の暮らしに直結する分野でのニーズが多く存在しています。これらに対しては,草の根無償資金協力を活用して,学校,医療センター,灌漑設備の建設などを行っています。

(写真) (写真)
草の根無償資金により建設されたバクザン省ダンタン村小学校新校舎と,新校舎で学ぶ子どもたち

先日,ベトナムで活躍している日本企業から,「日越友好年記念ロゴマーク」が印刷された,色鮮やかなノートとクリアーフォルダーを大量に寄贈いただきました。日本政府の草の根無償資金協力で建設した学校の小学生たちが,日本企業が寄贈したノートとフォルダーを使って一生懸命勉強しています。ダンタン村小学校4年生のフオンさんは,「新しく建ててもらったきれいな校舎で勉強ができるようになって,とてもうれしい。以前よりも一生懸命勉強するようになり,よくわかるようになって,とても楽しい。」と笑顔一杯に話してくれました。官民が一体となって,ベトナムの将来を担う子どもたちのために貢献することができました。

(写真)
カイン君(左)とフオンさん(右)

国同士も国民同士もますます関係が深まる日本とベトナム。これからも大切なパートナーとして,ともに発展していけるように,がんばっていきたいと思います。



「列車が紡ぐ日本とベトナムの「絆」」原稿執筆:JICAベトナム事務所 村田 顕次 所員

2013年は,日本とベトナムの外交関係樹立40周年の記念の年。日越友好のお祝いムードが漂う5月8日の夜,1台の列車が,ハノイ駅から南部ホーチミン市のサイゴン駅に向けて出発しました。列車の名前は「日越友好列車」。友好年のロゴと日越友好のシンボルマーク,両国を象徴する桜と蓮の花に彩られた列車は,5日をかけてハノイとホーチミンを結ぶ南北統一鉄道を往復します。

(写真)
桜と蓮の花に彩られた日越友好列車
(写真提供:JICAベトナム事務所)

南北に長いベトナムの北のハノイ市と南のホーチミン市を結ぶ,全長1,726キロメートルにも及ぶ南北統一鉄道は,フランス植民地時代に建設され,全線開通後80年近くが経過しました。戦争中には,鉄道橋梁が重点的な攻撃対象とされ,大きな損害を受けました。その後本格的な修理修復がなされないまま老朽化が進み,列車の運行,安全性に支障をきたすまでになっていました。

そこで日本は,ODAを活用して,1993年に鉄道橋梁の架け替え・修復の支援を開始し,以来20年にわたって支援を続けています。現在までに30橋梁の改修が完成し,残る33橋梁の架け替え・修復工事が続けられています。

鉄道橋梁の工事には,列車の運行を妨げずに工事を行うことが求められます。日本が誇る鉄道インフラ建設の高度なノウハウが,ここベトナムでも活かされており,多くの日本企業が建設に参加しています。

(写真)
列車の運行を止めずに進められる橋梁架け替え工事
(写真提供:鉄建建設株式会社)

事業開始前には,橋梁が危険なため,時速10~15キロメートルまで減速しなければなりませんでした。最も早い列車でも,ハノイとホーチミン間の片道に約36時間かかっていましたが,現在では約30時間までに短縮されています。現在工事中の橋梁が完成すれば,約24時間と大幅に短縮される見通しです。

ベトナムの南北を繋ぎ,人々の交流を支えている重要なインフラである南北統一鉄道。その安全性向上に,日本の支援,技術が役立っていることを,日本の援助関係者としてうれしく思います。

日本とベトナムの絆を紡ぐ友好列車は,今日も皆さんの目を楽しませながら走っています。

(注:日越友好列車は2013年の5月から12月まで,ハノイ-ホーチミン間を運行。5日間で1往復。)



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