広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2011年12月7日発行 第218号

ODAメールマガジン第218号は,ラオス人民民主共和国からの,「ラオスの11月は行事が目白押し」と,「Lao-Japan Budou Centerの活動」をお届けします。


ラオス人民民主共和国

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「ラオスの11月は行事が目白押し」原稿執筆:在ラオス日本国大使館 冨田 明子 二等書記官

今年9月(ODAメールマガジン第212号)に続きまして,ラオス近況をご報告させていただきます。

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11月15日に実施した草の根無償資金協力署名式の様子

本年,日本は東日本大震災という未曾有の災害に見舞われました。 この困難にあたり,後発開発途上国であるラオス国民から,精一杯の義捐金とエールが送られました。 一方ラオスでは,6月から8月にかけて大きな台風が2度も直撃し,豪雨に伴う洪水で多くの人々の生活基盤が失われてしまいました。

これらを踏まえ,(1)東日本大震災へのラオス人からの支援に対し「ありがとう」というメッセージを伝え,(2)日本は大震災で被害を受けたものの復興に向けて頑張っているという姿勢をアピールするために,11月11日・12日にラオスの日本人コミュニティ主催で「ジャパン・フェスティバル~ありがとうラオス ともに歩む未来~」を開催しました。

ジャパン・フェスティバル イベント・ロゴ

  • 丸は,日の丸
  • JapanのJ,LaosのL
  • 手を合わせる
    →「サバイディ」「コプチャイ」のしぐさ
    →祈り,「ありがとう」,人という漢字のイメージ(日本)
  • 手と手を合わせて,しあわせ

(写真)
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震災復興写真コーナーの様子:多数のラオス人が真剣な面持ちで震災復興写真を見ました

このジャパン・フェスティバルでは震災復興写真展や観光展のほか,東北産日本酒や北海道ワインの試飲会,香川のさぬきうどん試食会,丸亀うちわのワークショップ,バンコク在住アーティストによるパントマイム,カンボジア在住の和太鼓グループによる公演,更には盆踊りなど日本の文化を広く紹介し,約5,000人が来場しました。

このような大きな催しの翌週の11月15日には,遠隔地の中学校に女子生徒寮を建設するという草の根無償資金協力署名式(冒頭の写真)を実施しました。

この案件は,郡内に1つしかない中高一貫校に通う33村の生徒のうち,特に女子生徒のために,最大180人収容可能な寮を建設するものです。 現在は,下の写真のような暮らしぶりですが,来年3月にはしっかりした造りの寮が完成する予定です。

(写真)
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現在の寮:小屋に数人ずつ分かれて暮らしています

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学校校舎:こちらは住民がお金を出し合って建設途中ですが,既に使用を開始しています

在ラオス大使館は,平成23年度中に中学校建設や不発弾処理などの小規模ODA案件を14案件実施する方向で調整しており,今回の案件は,今年度初めての実施決定案件でした。 12月には,洪水で大きな被害のあった学校63校の16,955人の児童生徒等のために机や椅子を供与する草の根無償資金協力署名式を実施する予定です。

在ラオス大使館では,このような署名式について在ラオス大使館ホームページに情報を掲載しております。是非お立ち寄り下さい。

さて,ラオスでは年に1度,ラオス政府と全ての開発パートナーが一度に会してラオスの社会経済開発の方向性を協議するラウンド・テーブル会合が実施されています。 今年は11月22日に開催され,横田大使も出席しました。

(写真)
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ラオス副首相兼外務大臣を囲むラオス閣僚及び各国大使等(左:全体,右:一部拡大)

ラオスは2020年までに後発開発途上国の立場から脱出することを目標に,日本等ラオスへの支援を実施している国と,目標の共有・開発の進め方についての意見交換を進めています。 今回の会議では,ODAのトップドナーとしての立場から,ラオス政府予算の省庁別配分や人材育成の重要性について横田大使が発言しました。 それを受けて,例えば保健大臣から日本の支援に対する感謝が特に述べられるなど,日本の支援は高く評価されています。

以上のように,11月は大きな行事が目白押しでした。 ラオスで人々から最も厚い信仰を受けている仏塔タートルアンにおいて年に一度の仏教行事「タートルアン祭」が3日間開催され,ビエンチャン市内は国中の人々で溢れるなど,ラオスとしても最も盛り上がりのある1か月でした。

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タートルアン祭最終日の早朝の風景:托鉢する僧侶への喜捨


「Lao-Japan Budou Centerの活動」原稿執筆:三宅 正伸 JICAシニアボランティア

ラオスのLao-Japan Budou Center(以後武道センター)での活動について紹介いたします。

ラオスの武道センターは日本のODAにより2009年11月14日に竣工しました。 武道センターの設立趣旨は,日本の武道を広く紹介することによりラオス国民の健康の向上と,日本武道の精神を通して少しでも世界の平和に貢献することです。 日本武道としては柔道,合気道,空手道の3武道を認定し,在ラオス日本大使館及びJICAが様々な支援をしています。

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武道センター正面
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合気道本部師範によるセミナー

武道センターは首都ビエンチャンのほぼ中心に位置し,大変立地条件が良い事,武道以外にも様々なイベントに配慮された多目的ホールであるため,2009年11月のSEA Game(東南アジアのスポーツの祭典)で柔道,空手の会場になって以来様々なイベント,武道の演武会,日々の各武道クラブの練習場として広く活用されています。

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空手子どもクラスの稽古
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大使館主催武道演武会(柔道,合気道,空手道)

イベントの数は2011年は11月までで19件,利用者数延べ約8,500人の人に利用されました。また,武道クラブの利用者も増え,現在では夕方4時から8時までのゴールデンアワーは予約で一杯です。各武道クラブも子供クラス,大人クラス共に人数が増え,満員に近い盛況です。 日本語で「1,2,3,4~」と掛け声をかけ,日本語で技の名前を掛け合っている小さな子供達や少年少女達が,将来ラオスを支える世代になったとき,必ずや日本のことを思い出してくれることでしょう。

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柔道子どもクラスの練習
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幼稚園運動会

各武道クラブは希望者に対し開かれており,欧米人も多く練習に来ています。噂を聞きつけたラオス人,欧米人が時々問い合わせに来た時,私は丁寧な説明を心掛けています。

武道センターでは,SEA Gameの正式種目である柔道,空手のラオス・ナショナルチームも活動しています。 今年のSEA Gameは,11月にインドネシアで開催されましたが,その数か月前からナショナルチームは武道センターで合宿や強化練習を積み重ねていました。 ナショナルチームでは有力選手も育っており,その中の数人は金メダル候補です。

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少林寺拳法セミナー
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柔道国際試合出席者一同

私は,武道センターは東南アジアで最も素晴らしい武道のための多目的ホールであると自負しており,また,ラオス国民にとっては本当に価値のある贈り物だと思っています。 私は武道センターが少しでも設立趣旨を達成できるよう努力し,又ラオスの人々が大切に維持管理できるよう指導しています。



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