広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2011年11月24日発行 第217号

ODAメールマガジン第217号は,まず,10月1日・2日の「グローバルフェスタJAPAN 2011」で撮影した「絆ムービー」のインターネット配信開始についてお知らせいたします。

(写真)グローバルフェスタJAPAN 2011の「ありがとうを世界に伝えよう」コーナーでは,東日本大震災後に世界から寄せられた支援や励ましに対して,来場者の皆様に世界中の言葉で「ありがとう」の気持ちを伝えていただきました。「絆ムービー」はその皆様からのメッセージを動画でまとめたものです。

「絆ムービー」は,この度の外務省動画チャンネル「MOFA channel」への掲載のほか,今後在外公館でのレセプション会場等でも,世界各国の方々にご覧いただく予定です。参加してくださった皆様には,この場を借りて改めて御礼申し上げます。

絆ムービー(グローバルフェスタ2011:10月1日(土曜日))(動画)他のサイトヘ
絆ムービー(グローバルフェスタ2011:10月2日(日曜日))(動画)他のサイトヘ
「地球VOCE(ヴォーチェ)」でも「グローバルフェスタJAPAN2011」の模様や,会場で展示されていた「絆の絵」を描いてくれた宮城県の女川第二小学校を紹介しています。
  • 第80回(11月11日放送)「グローバルフェスタ2011」
  • 第79回(11月4日放送)「女川からありがとう 世界のみんな」
「絆の絵」は,11月26日(土曜日)・27日(日曜日)に沖縄で開催される「国際協力・交流フェスティバル2011」(於:JICA沖縄国際センター)会場でも展示いたします。


続いて本号は,カメルーン共和国からの,「カメルーンの紹介」と,「情操教育普及のために」をお届けします。


カメルーン共和国,アフガニスタン・イスラム共和国

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「カメルーンの紹介」原稿執筆:在カメルーン日本国大使館 経済協力班 浦 香織里 二等書記官

アフリカ大陸中部に位置しているカメルーンは,よく,「アフリカのミニチュア」と称されます。 これは,カメルーンは気候(ステップ気候,サバナ気候,熱帯雨林気候)や地形(海岸,熱帯雨林,高原,乾燥地帯,火山性の山々),民族(240以上),言語(公用語は英語とフランス語,他に現地語が160以上),宗教(キリスト教,イスラム教,伝統宗教)といったあらゆる面において多様性に富み,アフリカで見られる様々な要素が一つの国に凝縮されているからです。

日本でのカメルーンの知名度は,2002年の日韓共催FIFAワールドカップで,「不屈のライオン」が大分県の旧中津江村でキャンプをして連日テレビで紹介されて以来,格段に上がりました。 このため日本では「サッカーが盛んな国」としての印象が強いかもしれません。

カメルーンの他のアフリカ諸国との違いといえば,政治的に安定していることが挙げられます。 近隣には現在まで内戦やクーデターによる政変が起きた国が多くありますが,カメルーンは多様な民族を抱えながらも独立以来大規模な紛争は無く,地域の安定化にも貢献しています。 今年10月に行われた大統領選挙でも,特に大きな混乱もなく,現職のポール・ビヤ大統領が再選されました。

カメルーンは,カカオや綿花等の農産品や石油や木材を中心とした資源輸出により,最近5年間においては,年平均3.4%のGDP成長率を達成しています。 その一方で,一見良好に見える経済成長も,国民生活の質の向上までには至っていません。 例えば,一日1ドル以下で生活する人の割合は2001年の40.2%から2007年の39%までほぼ横ばいであり,人口増加率を考えると貧困者の数は増加しているといえます。 また,貧困者の多くが地方に居住しており,悪化する農村部の貧困問題が大きな課題となっています。

日本はカメルーンで様々な分野で経済協力プロジェクトを実施しています。 その中でも特に日本のプロジェクトとして注目され,広く知られることとなったのが,小学校建設です。 1997年から実施され,「日本の学校」として親しまれているモデル小学校を全国に建設中です。 現在までに104校,1331教室が日本の援助により建設され,今年7月には第五次の小学校建設に関してカメルーン政府との合意文書が取り交わされました。 また,今までに日本により建設された小学校に対して,青年海外協力隊として日本人ボランティアの派遣(2011年11月現在27名)も行っています。

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2011年7月19日に行われた,第五次小学校建設に関する署名式の様子。
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日本によって建てられた小学校
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日本によって建てられた小学校の校庭で遊ぶ子どもたち
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日本によって建てられた小学校で勉強する子どもたち

その他にも,地方で安全な水を供給するための事業や,電気の送配電網の強化や道路建設などのインフラ整備の事業,また世界第二位の熱帯雨林であるコンゴ盆地を有していることから森林保全の事業も実施しています。 今後も,日本の存在感を示しながら,カメルーン国民の生活の質が向上するよう,カメルーン政府の成長戦略をサポートしていきます。

(写真)
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日本によって設置された井戸で水くみをする子どもたち


「情操教育普及のために」原稿執筆:青年海外協力隊 カメルーン 平成22年度2次隊 小学校教諭 西出 有由美 さん

カメルーンに日本からの青年海外協力隊が派遣されはじめ,約5年が経ちました。 現在は教育,村落,放送,PC分野でそれぞれの隊員が活動を行っています。 私の職種である小学校教諭は,情操教育(感情や情緒を育み,創造的で,個性的な心の働きを豊かにするための教育,道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育)の普及を目的として派遣されています。

日本の無償資金協力によって建てられた小学校に対し,私を始め多くの小学校教諭隊員が派遣され,活動を行っています。 それらの学校はDon Japonais(日本からの贈り物)と呼ばれ,とても大切にされています。

(写真)
日本の無償資金協力によって建てられたンフー小学校(Don Japonais)

昨年,JICAとカメルーン初等教育省が協力し,指導案集を作成しました。 幼稚園と小学校における体育・図工・音楽の指導例や教材紹介などが載っています。 カメルーン人の先生たちのために,また彼らから教育を受ける子どもたちのために,先輩隊員たちの熱い想いが詰まった一冊となっており,初等教育省により協力隊員が派遣されていない州にも配布され,カメルーンの多くの小学校で活用される予定です。

(写真)
2010年,JICAと初等教育省が共同で作った指導案集

私は,昨年11月から,ンフーという,首都のヤウンデから南に約22キロの位置にある任地で小学校教諭として活動をしています。 今年10月,私と同じ任地にいる幼児教育隊員と共に,幼稚園と小学校併せて8校で指導案集の紹介セミナーを行いました。 内容は,(1)指導案集の説明,(2)教材紹介,(3)実践紹介です。教材は廃材を利用して作ったボール,バトン,布製縄跳びを紹介しました。身近で手に入りやすい廃材を使うというポイントが,先生たちに好評でした。

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幼児教育隊員が,布製縄跳びの作り方を紹介している様子(山下隊員)。先生たちも真剣。
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指導案集の説明をしている様子(西出)

実践紹介では,先生たちと一緒に切り絵を行い,日本語で「しあわせなら手をたたこう」を歌いました。 切り絵では,慣れないはさみでの作業に戸惑いながらも,真剣に取り組む様子が印象的でした。 また,出来上がった作品をとても嬉しそうに眺めていました。歌を歌うことが大好きなカメルーン人。 日本語での歌は少し難しかったものの,セミナー後も口ずさむ姿が見られるほど,とても好評でした。

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切り絵の完成をとても喜ぶカメルーンの先生たち
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セミナーの最後に撮った集合写真。指導案集や自分たちが作った切り絵と共に。

現地教員が情操教育に興味関心を示し,そして,その面白さと豊かな心づくりを子どもたちに伝えてほしいと私たちは願っています。 その手助けに,この指導案集が活用されることを願って,日々の活動に全力で取り組んでいきたいと思います。

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体育の様子
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授業中の様子

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休み時間の様子



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