広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2011年5月25日発行 第205号

ODAメールマガジン第205号は,まず外務省ODAホームページのリニューアルについてお知らせいたします。

リニューアル後の外務省ODAホームページこの度新しくなったODAホームページのトップページでは,現在,6月2日~3日に東京で昨年9月のMDGs国連首脳会合のフォローアップ会合が開催されるミレニアム開発目標(MDGs)を大きく採り上げています。また,「国別地域別政策・情報」コーナーを新たに設け,これまで複数のページに分かれて掲載されていた国ごとの政策や情報を,国別のページからまとめてご覧いただけるようにもなりました。

新しくなったODAホームページをぜひご活用ください。

ODAホームページ

続いて今号は,セネガル共和国からの「セネガルと東日本大震災」「第三回TICAD閣僚級フォローアップ会合」と,ウルグアイ東方共和国からの「日本から一番遠い国ウルグアイからの支援」の3本のレポートをお届けします。

セネガル共和国/ウルグアイ東方共和国

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ODAメールマガジンは,我が国のODAについての様々な情報をタイムリーにお届けしています。
また,外務省ホームページODAコーナーでは,新着情報を次々と更新しておりますので,是非ご覧下さい。

なお,このODAメールマガジンでは,ODAの現場で働いている人々や,実際にODA事業を視察した方々の生の声をお伝えしていますので,本メルマガに掲載されている内容は執筆者個人の感想に基づいた意見であり,政府の立場を示すものではありません。



「セネガルと東日本大震災」原稿執筆:在セネガル日本国大使館 金野 裕子 経済協力調整員

セネガルの一般的な紹介は,昨年11月のODAメールマガジン第196号で行いましたので,今回は東日本大震災がセネガルでどのように受け止められたかについて紹介します。

3月11日の震災後,在セネガル日本大使館に記帳所を開設しました。 約1週間という短い記帳期間にも関わらず,ワッド大統領の名代として訪れたニョン外務大臣を始めとし,閣僚,政府関係者,在セネガル外交団,セネガル市民等226名(兼轄国関係者含む)が記帳に訪れ,被災者の方々に対して心温まるメッセージを寄せられました。 また,4月4日のセネガル独立記念日に際して発出された,ワッド大統領の国民向けメッセージの中で,ワッド大統領は,セネガル政府・国民を代表して日本国民への連帯の意を表しました。

また,当館では東日本大震災に関する義捐金を受け付けていますが,4月18日,セネガル政府より1億CFAフラン(約15万2500ユーロ)の義捐金を受領しました。 贈呈式の際,ニョン外務大臣から,「セネガル自身も洪水を始め様々な困難に立ち向かっているところであり,また決して豊かな国ではない。 しかしながら,友人が困難にある時には,たとえ少額であっても何らかの寄付をするのが,アフリカ特にセネガルの伝統である。」と温かい言葉を頂きました。

(写真)
義捐金贈呈式(左:深田大使,右:ニョン外務大臣)

日頃深刻な電力問題,洪水問題を抱えるセネガルの人々にとって,今次震災で被災された方々が直面されている状況は,決して他人事ではないのだと思います。 現在雨期が近づいている当地では,気温上昇に伴う電力需要の増加のために頻発する停電への対策と共に,洪水対策が急がれています。 特に洪水対策では,我が国の防災に関するノウハウを提供することで,セネガルの人々の生活改善が図れるのではないかと考えています。



「第三回TICAD閣僚級フォローアップ会合」原稿執筆:在セネガル日本国大使館 淡川 貴夫 二等書記官

5月1日~2日,東日本大震災を受けて,その開催が危ぶまれた時期もありましたが,最終的に松本外務大臣及び高橋外務副大臣の御出席を得て,ダカールにおいて第三回TICAD閣僚級フォローアップ会合が開催されました。

(写真)
集合写真

セネガルをはじめアフリカ諸国の中には,今次震災を受けて日本のTICADプロセスが後退するのではないかという危惧が少なからずありましたが,政務レベルの出席を得た同会合の開催及び会合中に日本側から発せられたメッセージが,我が国の対アフリカ外交重視の姿勢を示す上で,大変有意義なものであったと思います。 また日・セネガル二国間関係の文脈においても,松本大臣によるワッド大統領表敬及び日・セネガル外相会談,外相会談に先立って行われた日・セネガル技術協力協定締結など,大変充実した内容となりました。 ちなみに我が国外務大臣のセネガル来訪は,1979年に当時の園田外務大臣以来となります。

(写真)
今次会合でスピーチする松本外務大臣
(写真)
今次会合中に行われた日・セネガル技術協力協定署名式

今次会合の概要については,こちらのページをご参照頂くとして,経済協力を担当している立場で感じたことを一言述べさせていただきます。

私は震災当日,カーボヴェルデに出張しており,日本で震災が起きたことを早朝のテレビで知りました。 正直なところ何が起こったのか判然としませんでしたが,午前中の会議はカーボヴェルデ側からのお見舞いの言葉で始まり,その後もカーボヴェルデとセネガルの友人から私の家族の安否を気遣うと共に,日本の人々にお見舞いのメッセージを伝えて欲しいとの連絡が夜遅くまであり,暫く寝付けなかったことを覚えています。 日頃経済協力活動を行っている中で,本当は自分が勇気づけられ,助けられているのではないだろうかと思うことがありますが,今回の震災に際してその思いを新たにしました。

今回松本大臣が日本政府を代表してアフリカ諸国の代表の方々に謝意を表明されたことは,外交的に大変重要なことであると思うと同時に,公私ともにアフリカの人々から多くの温かいメッセージをもらった日本人として,何となく肩の荷が下りた気がしました。



「スカウト協会の募金活動」原稿執筆:在コロンビア日本国大使館

ウルグアイは日本から見るとちょうど地球の裏側にありブラジルとアルゼンチンに挟まれた小さな国ですが,サッカーが盛んで,2010年ワールドカップ南アフリカ大会で4位となり,日本でも一躍有名になりました。 また,ウルグアイの唯一の総合国立大学である共和国大学では,シニアボランティアが講師として派遣され,アジア言語としては唯一日本語講座が正規の授業として開講されており,日本への関心が高い国でもあります。

今回の震災を受け,3月31日,ウルグアイ政府より緊急支援物資として,両国の国旗と日本語と英語で「日本の皆様が元気になりますように」とのメッセージの付いたコンビーフ缶約2トンが援助されました。 これは,ODAの一環として行われている日本での研修事業へ多数の研修員を派遣しているウルグアイ食肉協会(INAC)の全面的な協力を受けて実施されたものです。

また,4月14日,草の根文化無償資金協力により楽器を贈ったアルティガス青少年楽団が被災者のための演奏を行いました。 コンサートでは,被災者のために1分間の黙祷及び国歌「君が代」の演奏が行われました。

(写真)
アルティガス青少年楽団による「日本に捧げるコンサート」

さらに,4月27日,在ウルグアイ日本人会主催の追悼式には,モンテビデオ県副知事をはじめ,草の根・人間の安全保障無償資金協力の被供与団体や日本での研修に参加した研修員等の多くの方々が慰霊に訪れました。 追悼式で集まった募金は日本人会を通じて日本に届けられる予定です。

日本に対するこれらの支援は,ODA等を通じ築きあげられてきた両国の友好の結果です。 今後も,研修事業やシニアボランティア派遣等の技術協力,草の根・人間の安全保障無償資金協力等を効果的に組み合わせ,ウルグアイ政府,現地NGO等の取組を支援し,両国の関係を強化することが重要だと改めて感じました。



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