広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2010年6月9日発行 第185号

 ODAメールマガジン第185号は、スーダン共和国からの「スーダン・御当地グルメ(果物編)」「教育から平和の定着へ-教員研修支援を通じた平和へのエール」「グローバル教育コンクール2010のご案内」をお届けします。

スーダン共和国地図

このメールはHTML形式でお送りしていますが、テキスト形式で読み込むことも可能です。受信環境によっては、HTML形式をうまく表示できない場合がありますので、その際はテキスト形式で読み込んでください。
※迷惑メール対策をされている場合は、oda@mofa.go.jpからのメールを受信できるようにしておいてください。


New!ODAホームページ新着情報
「ODA出前講座」講師を派遣いたします! ODAホームページ
ブルンジ共和国に対する無償資金協力「ブジュンブラ市内交通網整備計画」に関する書簡の交換について
平成22年度日本NGO連携無償資金協力(地域・国別実績)
UNHCR eセンター設立10周年記念シンポジウムのご案内
日・エジプト科学技術協力協定の署名
エジプト・日本科学技術大学開校式典
ホームズ人道問題担当国連事務次長の来日
マラウイ共和国に対する無償資金協力「ブランタイヤ市道路網整備計画(第二次)」に関する書簡の交換について
外務大臣会見記録(アフガニスタン・パキスタン人道支援)
我が国の「開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ」議長国就任
メコン地域における官民協力・連携促進フォーラム第4回日本側作業グループ会合の開催
中米における熱帯暴風雨被害に対する緊急援助について
モルディブ共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について
「グローバル教育コンクール2010」本日より募集開始
「経済協力調整員」募集のお知らせ(在ウガンダ大使館,在スーダン大使館,在モザンビーク大使館)
副大臣会見記録(国際協力重点方針)
平成22年度国際協力重点方針(PDF)
タンザニア連合共和国に対する無償資金協力「ニューバガモヨ道路拡幅計画」に関する書簡の交換について
政策評価法に基づく事前評価書(タンザニア連合共和国)
アフリカン・フェスタ2010の開催
ベトナム社会主義共和国に対する無償資金協力「森林保全計画」に関する交換公文署名式について
政策評価法に基づく事前評価書(ニカラグア共和国)
アフリカ・デー・シンポジウム「環境:アフリカの挑戦,日本の役割」西村外務大臣政務官ステートメント
世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する拠出
平成22年度NGO相談員リスト
ニカラグア共和国に対する無償資金協力「サンタフェ橋建設計画(本体工事)」に関する書簡の交換について
NGO・外務省定期協議会 平成22年度全体会議の開催について
岡田外務大臣とトンシン・ラオス国民議会議長との懇談
ヨルダン・ハシェミット王国に対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名について
「グローバル教育コンクール2010」間もなく応募開始
外務省国際協力インターンの募集(世界銀行関連業務)
NGO・外務省定期協議会臨時全体会議 -ODAのあり方に関する検討-(議事録)(PDF)
「日本の国際協力のあり方に関するNGOアドバイザリー・グループ」の設置
スリランカ民主社会主義共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について
2009年度ODA評価報告書公表
岡田外務大臣とニャン・ベトナム副首相の会談
パラグアイ共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について(「森林保全計画」)
ODAメールマガジンは、ODA政策や様々な情報をタイムリーにお届けします。
また、外務省ホームページODAコーナーでは、新着情報を次々と更新しておりますので、是非ご覧下さい。
  ODAホームページ
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html


 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


スーダン・御当地グルメ(果物編)原稿執筆:在スーダン日本国大使館 杉野知恵 二等書記官

 スーダンと聞いてダルフール問題や紛争が思い浮かぶ方は開発やODAに関心があるのではないかと思います。援助の世界と関係ないところでスーダンと言うと,「(スーダン)?」という反応がよくあります。「エジプトの南の国です」と続けると,「ああ,エジプトですか」とスーダンから話が飛び,多くの日本人にとってスーダンはまだ遠い国なのだと実感します。このようにスーダンを知らない人もまだまだ多いのですが,今回のスーダン紹介はグルメ事情を取り上げます。

 スーダンのグルメ?いえいえ,侮ってはいけません。私も当初,「毎年食糧支援を受けている国だし,お店で食べ物が手に入ればラッキー,味は二の次」と覚悟して赴任しました。

画像
日本の支援による食糧

 ところが,グレープフルーツに始まり,スイカ,マンゴーといった果物類,トマト,きゅうり,ナスに代表される夏野菜やルッコラ,香草といったハーブがスーダンのスーク(市場)にはあふれています。ソルガム,ゴマ,サトウキビ等も地平線の向こうまで伸びた大きな畑で作られています。

画像
ジュバの市場(手前で売られているのは玉ねぎ)
画像
サトウキビ畑の灌漑の様子
(地平線の向こうまで畑が広がっています)
画像
収穫前のサトウキビ
(人の背丈より大きく育ちます)

 さて,スーダン御当地グルメとして今回ご紹介したいのが,果物です。
 スーダンで生活したことのある人は,スーダンのグレープフルーツは甘くておいしいと口を揃えます。小さくて10センチ,大きいものでは15センチくらいあり,質感ずっしり,とってもジューシーです。グレープフルーツの産地はスーダン東部とダルフールにあるジャバル・マッラ(3,000メートル級の山地)といわれます。
 スイカも大きいです。丸いものもありますが,俵型もあります。日本人の感覚だと大きすぎると中身がスカスカで大味だろうと想像しますが,これまた期待(?!)を裏切る充実度です。
 グレープフルーツもスイカも絞ってジュースにすると,砂糖が入っているのではないかと感じるほどの甘みがあります。にもかかわらず,甘いもの好きのスーダンの人々はさらに砂糖を入れて飲むので驚かされます。
 マンゴーはやや小さめですがおいしいですよ。南部スーダンでは年に3回実るところもあるとか。南部スーダン西エクアトリアの州都ヤンビオでは,人々は石や木の枝をマンゴーの木に投げてマンゴーを落とし,1キログラム(4~6個)40円くらいで売ります。40円(1スーダンポンド)というと私たちにとってはタダ同然に感じますが,ヤンビオのスークでは果物,野菜の多くが1スーダンポンドで売られているので,さしずめスーダンの100円ショップといった様相です。

画像
南部スーダン・ヤンビオの大通り
(両端の大木は全てマンゴーの木)

 番外編は,スーダン豆(フール・スーダーニー)です。アラビア語でスーダン豆といわれる豆はピーナッツです。よく見かけるのはペースト状のピーナッツです。スークや道端では,ピーナッツ・ペーストを詰めたビニール袋をところ狭しと小さな机に並べて売るおばちゃんの姿をよくみかけます。ペーストはスープや煮込み料理の隠し味としてスーダンの台所で大活躍です。

画像
ダルフールでの学校給食
(主食は豆類。「おかわり!」)

 我が国はスーダン南北包括和平成立後の2005年からこれまでの間に8,700万ドルの食糧支援を実施してきました。深刻な食糧不足が問題になることの多いスーダンですが,実際に生活してみると,この国の土地は肥沃で農業生産の潜在性はとても大きいことがわかります。
 日本の7倍という広大な国土を持つスーダンでは地方に行くほど舗装された道路はなく,雨季には道がぬかるみ,陸の孤島になってしまう地域もあります。スーダンが食糧支援から卒業するには,肥沃な土地を活用できるような農業支援と年間を通じた作物の流通ができるようなインフラ整備が不可欠です。

画像
雨季になりぬかるむ道
(四輪駆動車で大きく揺られながら前進)
画像
近くの井戸が故障し,ナイル川の水を
ペットボトルに入れて飲む少女
(左はミネラル・ウォーター)

 いつか日本の皆さんに「スーダンの食べ物はおいしいですね」といってもらえる日が来ることを願ってやみません。



教育から平和の定着へ - 教員研修支援を通じた平和へのエール 原稿執筆:JICA専門家 中村由輝さん

 南北の内戦が2005年に終結し,平和の定着・復興が急がれる南部スーダン。今年は総選挙が実施され,初めて選挙で選ばれた大統領の就任式も無事終わりました。そして来年1月には南部の独立を問う国民投票が予定されています。国民投票がどのような結果になるにせよ,南部スーダンでは,平和で豊かな社会の実現に向けた努力が日々なされています。JICAが支援する南部スーダン理数科教育強化事業(Strengthening Mathematics and Science Education in Southern Sudan: SMASESS)は,南部スーダン政府が実施するそのような取組の一つです。

 21年にも及ぶ内戦の結果,南部スーダンの教育は非常に厳しい状況にありました。国内に子供が安全に通える学校がほとんどない。あっても,その多くが木の下で教科書もなく授業が行われる青空教室です。多くの人々が教育を受ける機会を持てなかったため,教員となる人材も不足し,現在でも87パーセントの教員が資格を持っていません。それでも「平和になったら,きちんとした学校で,きちんとした教育が実施できる。」そのような思いで,内戦中も教員養成が細々と続けられていたと,教育省の誰もが語ります。

画像
現在でもよくみられる青空教室の授業
画像
地方の村の教室

 平和が訪れた現在も,やはり人々が望むものは将来を担う子供たちへの質の高い教育と人々の健康を守る保健サービスです。この平和の定着には,これらの願いに迅速に応えていくことが必須です。そして,質の高い教育を実施するためには,なによりも教員の質の向上が必要とされます。そのため様々な関連機関やNGOがこの課題に取り組んでいます。英語と理数科教育が最大の課題といわれる南部スーダン初等教育。JICAは,これまで多くのアフリカの国々で実績のある理数科教育の分野で南部スーダン政府を支援しています。

画像
州で行われたパイロット研修の様子
画像
身近な道具を用いての光の
スペクトラムの観察実験

 プロジェクトでは,中核となって他の教員を指導することが期待される人材の育成や,それを支える教員教育政策の整備に取り組んでいます。2008年の準備段階からこれまでに,教科内容の深い理解や未整備な教育環境でも実施できる子供を中心とした教授法について,延べ400名を超える教員や教育行政官に研修を実施してきました。2009年当時にはケニアの協力を得てナイロビで実施しなければならなかった教員研修も,2010年2月には南部スーダン人の手によって国内で実施することができるようになりました。今後はどれだけ現場の先生にこの研修が届けられるかが課題となっていきます。

画像
教材の改訂に取組む研修講師
画像
ケニアの経験から学ぶ
南部スーダン教育省関係者

 また,南部スーダンでの支援活動には他の団体との協働も欠かせません。これには,地方で教員研修を実施している複数のNGOから,SMASESSの研修を採りいれたいとの問合わせが来ています。教員教育政策整備では,UNICEF,UNHCR,世界銀行,USAIDなど他の機関と連携し,教育省を支援しています。このように,できる限り他の団体と力を合わせていくことで,平和の定着への国際社会サポーターの一員として,南部スーダン教育省にエールと支援を送っていきたいと考えています。



「グローバル教育コンクール2010」のご案内
画像

 今年も「グローバル教育コンクール2010」を開催します!応募期間は,6月1日(火曜日)~10月31日(日曜日)。
 あなたが海外で撮った写真1枚からご応募いただけます!
 あなたの撮った1枚の写真で,子どもたちに世界の状況を伝えてみませんか?

 外務大臣賞の受賞者はODA援助現場視察(海外)に参加でき,その他の受賞者にも表彰状および素敵な副賞を贈呈いたします。海外であなたが撮った「写真・映像」や,あなたの「国際協力レポート」をお待ちしております。

 2010年の応募部門は2つ!「写真・映像部門」では,世界がかかえるさまざまな問題について学ぶための,教材のもとになる写真・映像を募集します。あなたの撮った1枚の写真で,子どもたちに世界を伝えてみませんか?

 「国際協力レポート部門」では,学校でのクラブ活動や生徒会活動で行った国際協力などの報告,国際理解教育の授業実践の報告,NGO・NPOでの国内外の活動,個人での活動の報告など,これまでに行った国際協力への取り組みについての報告を募集します。あなたの経験を,子どもたちに教えていただけませんか?

 両部門とも,外務大臣賞1名,国際協力局長賞1名,関口知宏賞1名,優秀賞5名,佳作10名を表彰します。

 その他,多数のご応募(30作品以上)をいただいた学校および学校全体で児童・生徒とともにグローバル教育に取り組んでいると認められる学校には「学校賞」を授与いたします。

 作品の応募方法,応募条件等の詳細は,公式ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/edu/contest/2010/index.html)をご覧ください。

 その他,詳細は「グローバル教育コンクール2010」事務局(03-5369-2588)までお気軽にお問い合わせください。

「グローバル教育コンクール2010」  募集要項 
 詳細はこちら(PDF)



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

ODAメールマガジンをご利用いただきありがとうございます。
本サービスの登録、削除及び電子メールアドレス変更は、下記の画面にて受け付けております。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/mail/index.html
このODAメールマガジンの内容について改善していきたいと考えておりますのでご意見・ご要望がありましたら、こちらからどうぞ。
ご意見メール
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/

バックナンバートップへ戻る
Copyright(C): JAPAN Official Development Assistance

Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る