広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2010年4月14日発行 第181号

 ODAメールマガジン第181号は、ケニア共和国からの「ケニア:貴重な水を守るために~ムエア灌漑事業の例から~」をお届けします。

ケニア共和国地図

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ケニア:貴重な水を守るために~ムエア灌漑事業の例から~原稿執筆:在ケニア日本国大使館 鈴木 武彦 一等書記官

 皆さんは、ケニアと言えば何を思い浮かべられるでしょうか。アフリカの雄大なサファリ、マラソンなどの陸上競技、少し前では少年ケニア等の親しみやすいイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。また、最近では、3月の皇太子殿下のケニア訪問、2月のケニア首相訪日など、日本とケニアの結びつきは、一層強くなっています。

 ケニアは、日本から約11,000キロメートル離れたアフリカ大陸の東側に位置する国です。国土の約8割が乾燥地や半乾燥地であり、近年のたび重なる干ばつにより、多くの人々が飢餓に苦しむなど、水資源が豊かではありません。

 日本は、ケニアの人々の生活支援のため、いくつかの地方の町や村において、井戸等の水源をつくって飲み水等を使えるようにしたり、貴重な水の供給源であるケニアの森林を保全したり、安定して収穫ができるよう灌漑用の水を確保するなど、ケニアの水環境が改善するよう、ケニアの人々と努力を続けています。さらに、森林の保全は、鳩山イニシアティブの下、気候変動対策としてもその効果が期待されているものです。

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給水施設:井戸(奥)と水汲み場
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森林保全:住民による苗の育成

 ケニアにおいても多くのサブサハラアフリカ諸国同様、農業は最も重要な産業ですが、用水のほとんどを天水に依存しており、干ばつなど気候変動の影響を非常に受けやすいため、ケニアに食べ物を十分に行き渡らせるため、ケニア一番の輸出産業である農業を一層伸ばすため、安定した水の供給が喫緊の課題となっています。

 皇太子殿下が3月に行啓された「ムエア灌漑事業」は、その規模、効果、そして人々の取り組みの熱心さにおいて、ケニアにおける日本の支援の金字塔の一つとなっています。東アフリカを代表する水田地帯であるムエア地区では、1990年代当初から日本が堰や水路整備の支援を行うとともに、日本の経験を活かした水管理や営農についてケニアの人々に地道に伝えてきたことが結実し、今では約12,000ヘクタールに及ぶ広大な田園地帯が広がっています。ここで作られるコメは、国内生産量の50%以上に達します。さらに、ケニアの人々は、今では水路の適切な管理を行うとともに、品種改良などのコメの増産活動を行い、ケニアの食料事情の改善に積極的に取り組むまでに発展しています。この効果が非常に高く、ケニアの人々が努力しているムエアへ、一層水を供給できるように支援を行っていく予定です。また、TICAD IV(第4回アフリカ開発会議)に関連して発表されたコメ生産倍増を目標としたイニシアティブ「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」においても、同地区におけるコメ生産の拡大が期待されています。

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一面に広がるムエアの水田
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ムエアの頭首工(とうしゅこう)

 ここ1年ほどの間に、ケニアには多くの著名な日本人の方が訪れました。現地の病院などを訪れた藤原紀香さん、マラソン大会でケニアの人々と走った高橋尚子さんなど枚挙に暇がありません。また、多くの日本人の方々がボランティア、NGOなどを通じてケニアで国際協力活動に取り組まれているとともに、ODA、政治レベルでの交流なども積極的に進められています。皆様も是非ケニアの人々と共に、ケニアの発展に取り組みませんか?



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